凶と大吉

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   元旦に、近江八幡の日牟禮八幡宮でおみくじ引いたら「凶」でした。3日に西宮戎神社でおみくじ引いたら「大吉」でした。これは神様がいい加減なのではな く、自分自身に対する戒めでしょう。今朝の目覚ましテレビで、おみくじで凶が出たら神社に結んで帰って、大吉がでたら持って帰るようなことを言っていまし たが、もともと、神社は、自分の都合をお願いするところではなく(日本にそんな文化はない)、自分自身を律し、整え、正しく人生に向かうことを祖先に約束 するところです。
   私は、運勢やおみくじなどを見てもらうと、いいときも悪いときも、必ず書いてあることがあります。それは、「努力をすれば成功するが、調子に乗らな いこと」です。自分でもこのことは痛いほどわかっています。

 物事や事業の成功というものは、ノウハウでもなんでもなく、自分自身の悪い点が極力出ないようにして、良い点を伸ばしていく。自分自身に課した約 束を守るなど、自分に打ち勝つことでなされてきます。今年は、我が社は大切なときです。経営者である自分が、自分の欲を(極力)捨てて、事業にまい進する ことがポイントとなります。年始のふたつのおみくじは、このことを伝えてくれたのでしょう。

 それにしても人類は、何千年も前から何も変わっていません。年頭に当たり、お釈迦様が述べられた六波羅蜜(人間としての完成となる6つの行い)を 記述しておきます(自分のために)。

布旋(ふせ):あなたは他人に何を与えられますか?
持戒(じかい):あなたはきまりを守れますか?
忍辱(にんにく):あなたは耐えることが出来ますか?
精進(しょうじん):あなたは常に前向きですか?
禅定(ぜんじょう):あなたは無心ですか?
智慧(ちえ):あなたの心は濡れていますか?

 敬愛・尊敬する経営者の方々は、これらをいとも簡単に日常生活に組み入れています。自分自身にこの瞬間が訪れるように早くなりたい。まだまだ修行 がたりませんね。

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このページは、宝徳 健が2006年1月 4日 08:12に書いたブログ記事です。

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