今日から、七十二候 清明 末候 「虹始見」です。「にじはじめてあらはる」と讀みます。

 春が深くなるにつれ、空気が潤つてくるので、この時期からきれいな虹を觀ることができます。虹が虫偏なのは、空にかかる虹を大きな蛇と見たてたためとされてゐます。

 痛快ですね。こんな人生があるんだ。でも、他の締めながら勉強になります。
抄録2 矛盾と不合理
 「世の中には、鬼もいるし、仏もいる。決してどちらか片方ではない。人を信ぜよ、教える。そしてまた、人を信ずるな、と教える。そこに整合性はない。そもそも人間も、世界も、整合性などないのだから、迷いながら生きていくしかない、というのが難しいが、本当のところなのだろう。」[新・風に吹かれて]
 前囘は、「影護」の言葉を紹介しました。

 四辻善成が書いた「河海抄」が「うしろめたし」といふ源氏物語の本文を解釈した時に、「和名抄」といふ、我が國志この漢和辞典を参考にして、「影護」を「大切な人を覆ふやうにして、陰ながら護つてあげたい」の意味だとしました。

 この「河海抄」の説は、その後の源氏物語の研究者たちに影響を與へました。

 さて、本文です。

 今日の毎日新聞にこんな記事が毎日新聞のネットニュースに載つてゐました。

14日午前11時10分ごろ、新大阪―新神戸駅間を走行していた、山陽新幹線東京発博多行きのぞみ17号から、乗客の男性1人が線路に飛び降りた。JR西日本によると、男性は新大阪駅を出た後に、9号車で非常用開閉コックを使ってドアを開けた。運転士は緊急停車の操作をし、新幹線が完全に止まったところで、男性は線路に飛び降りたとみられる。車掌が男性を確保し、再び新幹線に乗せ、約45分後に運転を再開した。男性は受け答えできる状況といい、兵庫県警が詳しい状況を調べている。【渡辺諒】

 申し上げたいのはこのことではありません。では、昨日、JR西日本は何をした。そつちを記事にしてくれ。




 すごい!!! かういふ科學の進化は大歓迎!!! 私がいまさら解説する必要はないので、寫眞だけ。
  「また、(エリス)が停車場にて、涙こぼしなどしたらんには、影護かるべければ」

 巨匠 森尾鴎外が代表作「舞姫」で書いた文章の一部です。「影護」の部分をどう讀むか。それが前囘の宿題でした。

 「影護(うしろめた)かるべければ」です。

 「うしろめたし」は、現代では、「良心に悖るところがあって心やあしい」の意味ですが、平安時代には「後のことが心配で不安である」といふ意味でした。
 
 鴎外は、なぜ、誰も知らないやうなこんな言葉を使つたのでせう?

 長い長い源氏物語のその中心をなすのは、なんと言っても桐壺。桐壺なしには、源氏物語は語れないし、出来なかったのです。桐壺が急逝した後、桐壺の忘れ形見 光源氏は、桐壺の母(光源氏の祖母)の家にいました。父である 桐壺帝は、一刻も早く光源氏を宮中に連れてくるように命じます。

 祖母は、娘(桐壺)をいびり殺した惡女たちがひしめく宮中に幼子の光源氏を遣はしたら、どんないじめにあるか心配でなりません。その祖母の心情を、紫式部は「うしろめたふ」と書いてゐるのです。

 森鴎外も源氏物語を追求し、そして、自作に、それを取り入れていたのです。なんとすごい!!!

 さて、本文です。

 花散里(はなちるさと)でしたね。
 今日は、昭憲皇太后の ご命日です。明治天皇の皇后さまです。知らな日本人が多いのにはびつくりします。


 そして、海外の人がたくさん知つてゐるのに、これまた日本人が知らないのがEmprss Shoken Fundです。