2019年3月アーカイブ


 いいですね~。門田隆将さんは、とてもいい。今年は三百冊行けそうです。
抄録2 矛盾と不合理
 「人間は考えてるだけの存在じゃないんだ。ぼくらは時に、いけないと思うこと、無駄だと感じられることでさえも、あえてやることで生きている実感を手さぐりすることがある」[恋歌]
 今月はblogを書く調子が惡いなあ。生活のリズムが狂つてゐる證據です。四月から復活します。きちんとルーティンをしないと。これだけかかないと讀者も減ってきます。それよりも自分が積み上げたものを自分で壊さない。今年で十四年目ですものね。

 さて、これまで藤原定家と源氏物語のことについて書いてきましたが。次は、これまた紫式部の仕掛けた罠にはまつた一人 四辻善成(よしなり:1326-1402)です。この時代には珍しく七十歳以上生きてゐますね。歌人であり古典學者です。室町時代初期に源氏物語を研究してゐます。それでももう三百年以上たつてゐますね。彼は「河海抄 かいかしょう」といふ源氏物語の注釈を残しました。このことが、彼の名を普及の物としました。「河海抄」の中から後悔すべきでない秘話を抜き出した「珊瑚秘抄 さんごひしょう」も著しました。興味津々です。樂しみにしてくださいね。

 さて、本文。えっと、どこまでいつたつけ?そうそう、第十四帖 澪標(みおつくし)からですね。
 若い頃は、家が貧しかつた(両親の努力でひもじいと感じたことはなかったが)ので、車やバイクは「欲しいなあ」と思ひながら手に入れませんでした。

 昔の車は格好良かった。車では、スカイラインGTR、フェアレディ240ZR、RX7などなど、バイクもそうでした。今の車は面白くない。バイクも面白くない。 コスト削減か何か知りませんが、同質化してしまつてゐます。ホモジーニアス世界といふのはつまらないものです。

 そんなときに、なんと、衝撃的なニュースが!!! KATANA復活!!!


 私はマニアではありませんが、バイクファンにはたまらないでせうね。これが機會となつて、ヘテロジーニアス(非同質化)の世界が實現しますように。
 今日は病院でかなり長い時間拘束されそうなので、その時にブログをたくさん書きます。

 私は、學生時代に計量經済學を専攻しました(あまりまじめな學生ではありませんでしたが)。それまでは、經濟學といふのは人爲的につくられた學問だと思つてゐました。確かに經濟「學」(資本論のやうに)といふ觀點ではさうなのかもしれませんが、

 しかし有史以來の經濟を學んだとき、「ああ、經済の大原則といふのは、どんな力のある爲政者でも逆らふことができないものなんだなあ(無理矢理短期的にやること可能)」と實感しました。

 例えば、「國際金融のトリレンマ」といふものがあります。

 考えさせられるなあ。良い本です。
 ブログがあいてすみません。たくさんの方からおしかりを受けました(涙)。云ひ譯なし。

 妻のトリセツに魅せられて、黒川伊保小先生の本をたくさん讀んでゐます。

 本は一度讀んだぐらいではなかなか頭に定着しないので、かうやつてブログに書くことで記憶にとどめてゐます。

 黒川先生の腦科學は、心理學を凌駕します。おもしろいなあ。「失敗ルーティン」といふ言葉も出てゐました。
 三月三日の日經新聞朝刊一面にこんな記事がありました。

スマフォ中毒現象
 私もスマフォ利用者ですが、歩きスマフォは絶對にやりません。電車の中で、横の若者が、ゲームか何かしてゐときのあの指の動きが目についていらいらすることがしばしあります。私は手のひらを掲げてそれが目に入らないやうにしますが、隣の若者は變な顔をします。時にはゲームを止めます。ゲームを止めると、こんどは指を動かして太腿あたりを、トントンとやり始めます。それも鬱陶しい。それも手で制します。貧乏ゆすりをする若者も増えましたね。フマフォをやらないとイライラするのでせう。貧乏ゆすりを「固着反應」と云ひます。相手に對する攻撃姿勢です。それも、私は手で制します。この前は、他の席が空いたら、私の隣の若者は席を移動しました。

明治フルーツ(涙)

 私達の子供のころは、お風呂がある家が少なかったのです(電話が入つてゐる家、TVがある家も少なかった。冷蔵庫がある家も)。
 一番最初に書きましたが、伊邪那岐命(いざなぎのみこと)と伊邪那美命(いざなみのみこと)は、オノゴロ島で國産を始めました。

 大きな柱をお互い逆方向に回り出逢ったところでエッチをしやうといふことです。最初に交わした言葉が「アナニヤシエオトメ(なんと良い女なんだ)」「アナニヤシエオトコ(なんて良い男なんでせう)」です。

 最初は、伊邪那美命が「アナニヤシエオトコ」と言ってしまひました。



 これは岩波文庫ですが、筑摩書房からも出てゐます。大人は筑摩書房の方がいいかな。



 キプリングは、英國初のノーベル文学賞受賞者です。

 どきどきしながら樂しめる本です。
 明日まで、七十二候 啓蟄(けいちつ) 初候 「蟄虫啓戸」です。「すごもりむしとをひらく」と讀みます。

 啓蟄は、二十四節氣です。暖かくなつて土の中で冬の間眠つてゐた虫たちが出てくる頃です。

 蟄虫啓戸も同じやうな意味です。虫と書いてありますが、本當は全ての生物と云ふ意味です。

 すごいですよね。

月別 アーカイブ

Powered by Movable Type 4.261

このアーカイブについて

このページには、2019年3月に書かれたブログ記事が新しい順に公開されています。

前のアーカイブは2019年2月です。

次のアーカイブは2019年4月です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。