超譯 黒川伊保小先生1 失敗ルーティン(皇紀弐千六百七十九年三月二十二日)

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 ブログがあいてすみません。たくさんの方からおしかりを受けました(涙)。云ひ譯なし。

 妻のトリセツに魅せられて、黒川伊保小先生の本をたくさん讀んでゐます。

 本は一度讀んだぐらいではなかなか頭に定着しないので、かうやつてブログに書くことで記憶にとどめてゐます。

 黒川先生の腦科學は、心理學を凌駕します。おもしろいなあ。「失敗ルーティン」といふ言葉も出てゐました。
 ルーティンについては、いまさら詳しく述べることもないでせうが、ルーティンの効果について少し。

 腦には、「ある決まった動作」をすると、「その動作を繰り返してきた場面と同じ神經信号の状態を作る」といふ癖があるさうです。

 例えば、時速350㎞を超えるマシンにまたがって千分の一秒を競うバイクレーサーたちは、どんなスポーツ選手よりも素早い反應が必要とされます。とつさの時の神經信號にブレがあってはいけないから、神經の状態をニュートラルにしておかなければなりません。

 ロッシといふ有名なレーサーはこう云ひます。「僕は神經質だと言はれるけど、そうではない。要は順番なんだ。ヘルメットやグローブの位置が違つてゐると、その日のレースでとつさの判斷が混亂しかねないから、危ないんだ」

 キーワードは「同じ動作」「同じ位置」

 何も思ひつかなければ、微笑むだけでもよいさうな。笑顔を作れば、腦には勝手にうれしいときの神經信號が起きます。

 逆に、落ち込んだ時の動作(ほおづえをついたり、ため息をついて、ふてくされたり、「でも」「どうせ」「だって」「でもね」「けどね」を連発をしたり)は、失敗を連れてくるさうです。これが失敗ルーティン。氣をつけないと。

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このページは、宝徳 健が2019年3月22日 09:40に書いたブログ記事です。

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