抄録2 矛盾と不合理
近代合理主義というのは、いわば勝つ論理だと思うんですね。ですから敗北者の論理といいますか、負けることを認めるものの考え方を守っていくしか、近代合理主義に対する抵抗はないんじゃないか。無用の用というのはそういうことだと思うんです。[生と死を考える/海原猛との対話]
このシリーズの書評はネットでたくさん出てゐますので、そちらの方にお任せします。
温かい涙を流すと言ふのはこんなにも気持ちがよいのでせうか?この本に出逢つてよかつた。なんとまあ素敵な。
システマチックになりすぎたこの世の中において「人間とは何か」といふ問ひかけをずつとしてくれる本です。