2015年9月アーカイブ

 「醫療機關に物申す」の番外篇です。

 「物申す」前に、入院體驗の中で、あまりにも感動したことがありましたので、忘れないうちに、シリーズで。

 今囘、入院して、いろいろなことが勉強になりました。特に「治療とコンサルティング」は、同じ目的と意義と價値を持ちます。そして、「治療」をするのは醫者ではなく、看護婦(さんを省略します)であること。看護婦の仕事が、患者にどれだけ勇氣を與へてゐるかといふこと。「あーーー、さうか~」「なるほど~」の連續でした。

 敢へて「看護師」とは呼ばず「看護婦」と表現します。
 三千冊はあらうかと云ふ私の書棚の一番右端の列は、決して誰にも譲渡することのない私の最も大切な寳物です。一冊數萬円もする本もたくさんあります。白川静先生の本もあります。まだまだ、慾しい本もたくさんあります。

 その中の一つに「心學道話全集」があります。一巻から六巻のシリーズなのですが、二巻と五巻をまだ保有してゐません。昭和二年~三年に發刊された本ですが、いまだにネットで賣りに出されるとすぐに完賣となります。六千円~一万円/巻します。全巻揃へるのは私の夢の一つです。


 來月から、マイナンバー通知カードが各市町村から個人宛に送付されます。この「マイナンバー通知カード」は、軆分証明書にもなりませんし、マイナンバーカードの代わりにもなりません。通知カードが送られてきたら、マイナンバーカードを申し込む必要があります。これは任意となつてゐます。

 しかし、今後の日本人であれば、マイナンバーカードは必要でせう。ところが、メディアでは「落としたらどうするんだ」「番號を盗まれたらどうするんだ」と世論をあおり、それに同調する愚民が出始めてゐます。

 企業で云ふと、仕事ができなくて權利ばかりを主張するダメ社員のやうな存在です。
 知り合いのKちゃんのおかげで、ブログがスムーズに入るやうになりました。うれしいな~。また前みたいに一日に複數記事が書けます。

 お土産で、クロード・モネのノートをいただきました。
 新聞が醜いですね~。消費税輕減税率の議論をしてゐます。おいおい、消費税増税は決まったんかい。

 國會が、安全保障法制にかかりつきりの中で、財務省が暗躍してゐました。消費税増税を既定路線として、世論を誘導してゐます。上げないといふ選択肢をけしてしまつてゐます。世界經濟を考へても、GDP600兆円目標を考へても、今はまだ増税はダメです。

 正しい政治家を國會に送ることは、國民の義務です。いい人がいます。
 シルバーウィークに入るとき、ニュースで海外旅行に行く人のインタビューをやつてゐました。成田だつたでせうか。一人の若い女性がインタビューに登場しました。「クロアチアに行つて來ます」。腰が抜けるほどびつくりした。「殺されてもしらんぞ」。この話を聞いて何も思わない人は、國際政治にうといと思つてください。國際政治は、地政學、地政經濟學によつて成り立つてゐます。
 「醫療機關に物申す」がなかなかかけなくてすみません。もうストーリーは出來てゐるのですが、まだ、ブログの調子が惡く、一日に一つ記事を投稿するのがやつとです。もう少しお待ちくださいね。業界をその業界の中から變革するのは至難の業です。特に、その價値が世間から必要以上に髙く評価されてゐる業界、德を積まなくても、髙収入を生む業界はさうです。醫療(特に醫者)業界、法曹界、税理士、メディア、金融業界、政治家、官僚等々ですね。考へ方の基準として「(俗に云ふ)優秀な人材は豊富だが德を積もうとする人物があまりゐない」となるのでせうか。これらは、國にとつて基幹をなす職業です。もし、これら業界の従事者がこのことに氣付くと我が國は大きく前進するでせう。誤解がないやうに申し上げておきます。その業界の「多くの人が」といふ枕詞がつきます。もちろん尊敬できる方々もたくさんいらっしゃいます。さういふ意味で云へば、今の我が國全體がさうなのかもしれませんね。

 今囘、その中でも、醫療業界に注目したのは、私自身が患者として大きな体驗が出來たからです。それもかなりレベルの髙い病院に身を置きながら。これはなかなかできない体驗です。その恩返しとして。樂しみにしてくださいね。

 今日から少しずつ始動します。とにかく眠かつた。朝、ブログを書いてうとうと。散歩に行つてうとうと。食事を摂つてうとうと。なんなんだらう??? 手術でかなり體力を消耗したのでせうか?その日のルーティン以外の時間はずつと、ずつと寢てゐました。仕事があまりできませんでした。でも、休養と食事療法でかなり軆が囘復してきました。さあ、始動します。
 今日で退院1週間です。好調ですが、やはりいろいろありますね。完全復帰を急ぎます。

 さて、昨日、息子の指導で、私とガミさんがフマフォにしました。
 はつきり申し上げて、今の自民黨は、左派の人間が多すぎます。甘い汁を吸いやすいから自民黨にいる人間が多い。それらが安倍さんの足を引つ張ります。

 今は、民主黨の岡田が愚かすぎるので自民黨は助かつてゐるだけです。彼は、勝負ができない男の典型ですし、まともな政治とは、かなりずれてゐます。

 例へば、今回の安全法制の議論過程において、違憲論が出て來ました。自民黨の中には、この安全法制が(自己都合のため)嫌いな人間がたくさんゐます。もし、岡田が本氣で政權を倒さうとしたなら、そいつらを引き抜けば、容易に出來ました。安倍さんとしては、民主黨の代表が岡田であることでどれだけ助かつてゐることか。
 今日で、ブログ10周年です。明日から11年目 に入ります。途中、ブログが壊れて、まだ修復してゐない記事もあります。とても時間がかかることなので、この修復は、ライフワークになるかもしれません。 ブログを始めた頃はまだ、ツイッターやフェイフブックがない頃でした。スマフォなる人間をだらくさせるツールもありませんでした(言つておきますが、スマ フォが惡いのではない。スマフォを使ふ多くの人間が惡い)。

 先日こんなことがありました。
 今日は、獺祭忌です。明治の偉人、正岡子規の命日です。沒が千九百二年ですから、百三年前ですね。
 他國では、外國人が歸化するとき、「もし、あなたの出身國と我が國が戰ふことになつたとき、あなたは我が國のために命を懸けることが出來ますか?」といふ質問があり、「Yes」と署名を求められるさうです。

 今、もし徴兵制を實施したとしても、この近代化された整備のもとでは、徴収された兵など、自衞隊の足手まといになるだけです。敎育的見地でしかありません。それでも、徴兵制はやつた方がいい。今囘の安全保障法案の件で、國民がいかに腐つてゐるかわかつたからです。國民の精神を叩き直すための徴兵制は必要です。國家は、誰も護つてくれません。國家は、國民が護るしかないのです。もつと云へば、國家は、主權者が護るのです。我が國に主權などといふ言葉は必要ないのですが、主權者を統治者と置き換へるなら、「國民主權」とあり得もしない幻想に酔い痴れてゐて、都合のよいときに主權を振りかざす、國民が護るしかないではないか。

 我が國では、神武天皇以來、兵馬の權は、常に天皇陛下が握つてきました。統治者だからです。だから、他國との戰ひになつたとき、一番先に危險なところに派遣されるのは、皇族だつたのです。

 また、天皇陛下と國民は一體でした。統治者が天皇陛下であつた日露戦争時代のエピソードを紹介しませう。
 決められた政治制度以外で、特に暴力で、意思決定合意形成過程を破壊しようとする行爲を「テロ」と呼びます。今、國會議事堂の外でガーガーわめきたててゐるおぞましい妖怪たちがまさにさうです。

 國會内にもゐます。武力行使反對を叫びながら、憲法違反はダメだと叫びながら、自分たちの意が通らないと、武力行使と憲法違反で議決を阻止します。

 自分自身では何も勉強せず、メディアや世の中の風潮に流されて、間違つたことをする人間たちを「愚民」と呼びます。大東亞戰爭開戰前、朝日新聞を筆頭としたメディアの「戰爭をしろ」といふ煽動に乗せられて、我が國を開戰に導いた愚民たちがそうです。當時、「開戰」を叫ばないと、議員は選擧で當選しない雰囲気だつたと云ひます。
 今日から、七十二候 四十五候 白露 末候 「玄鳥去」です。「つばめさる」と讀みます。つばめが南の空に歸つていく頃です。

 つばめ~、観なくなりましたね~。昔は秋になると、電線に止まった、たくさんのつばめが、バーッと飛びたつ光景を當たり前のやうに観たものです。

 あっ、さうだ。なんとか童話に「幸福な王子」といふのがあつたのを覺へてゐますか?

 日教組バリバリの先生が、この話を素晴らしいと紹介し、學校敎育の權化のやうな優等生の女の子が、涙を流しながらこの話を讀んだり聞いたりしてゐたのを思ひ出します。私は、その異様な光景を觀ながら、吹き出しさうになつてゐました。

 と、ここまで書いて、「幸福の王子」の話しは前に書かなかつたかなあ、と思ひ、自分のブログを檢索してみました。ありました、ありました。平成二十七年九月十九日の記事です。一年前ですね。紹介しておきます。
 いよいよ最終囘です。十四日間の入院。この年で、この時期に。正直な感想です。助かった。命がではありませんよ(もちろんそれもありますが)。自分の人生がです。見つめ直す時間があつたこと、たくさんの方々が、私のために力を盡してくださつたこと。

 それらを通して、自分の人生にもつと素直になることの重要性を確認することが出來ました。それを、この年で、この時期に確認できたことは、私はまだ生かされてゐることになります。

 さあ、もう一度、燃えるやうな人生を送れよ。この1年間ぐらい、自分がどうもおかしい、何かおかしいと思つてゐました。自分のバランスが、いつもの自分と違つてゐたのです。心・技・體・生活は一體なのを思ひだしました。

 すべての方々に感謝合掌。さう、何事にも感謝する氣持ちも・・・。
 讀賣新聞のマンガ コボちゃんに秋の七草が出てきました。さういへば、春の七草はすらすら言へるのに、秋の七草は言へないや。
 今日から、新ルーティン・新期日目標を開始します。

 今、家で、就職で出て行つた息子の机を借りてこのブログを書いてゐます。初めて坐ります。机のビニールの下敷きのところに、「敎育勅語」が挿してあります。私は彼が小さいころから敎育勅語のことなど、敎へたこともありません(その存在すらも言つたことはない)。でも、彼は、大學の時に暗唱してゐました。うんうん(親ばか)

 安全保障法案で、目も當てられない光景が繰り広げられてゐます。國會議事堂前でデモしてゐる人たちよ。あんたたちは、「武力行使」に反對してゐるのではないのかい。なのに、國會決議を「武力行使」で變へさせようとしてゐるではないか? おい、お前たち、これをテロと呼ぶ。

 そして、腰を抜かすぐらいに驚いたことに、民主黨の岡田をはじめとした、野黨の黨主連中が、このデモの中に入つていつて、結んだ手を髙く掲げながら、テロを賛美してゐました。自分たちは何をやつてゐるかわかつてゐるんだらうか? 安全保障法制は憲法違反だと叫びながら、自分たちは憲法違反どころではない行爲をしてゐることがわからないのだらうか?

 愚かと云ふ言葉では片付けられない行爲です。國會の審議内容をテロで變へようとしている・・・・・。

 さて、闘病日誌を續けます。「医療機關に物申す」は、少しお待ちくださいね。今、樂しく編集してゐます。
 今日、退院です。退院準備のこれまたたくさんあること。今日のブログはこれひとつにします。

 昨日は、K医師から退院後指導を受けました。看護婦さんもとても親身に、退院後のアドバイスをくれました。今日は、900から栄養指導。1000から清算です。岐阜羽島から新幹線で大阪へ。大阪事務所へ寄つて、少しだけ仕事をしてから家に戻ります。

 さて、いろいろな人の手によって生かされましした。その方々の予想を凌駕する生き方をします。
 私の新しいルーティン・期日計画です。
 明日、退院です。昨夜、K医師が部屋に來てくださつて、いろいろな話をしました。恐らく退院後のことは今日、いろいろ教えていただけるのでせうが、さうではなくて、日本人としての在り方、ルーティン・期日目標の事・・・・・・つまり、生き方のことですね。お医者さんとかういふ話をするのは初めてです。

 次の記事で書きますが、このブログの契約変更(まだ引っ越し作業が終はつてゐないので、十分な速度にはないが)により、また前のやうにブログを書ける可能性が髙くなります。なので、日誌を復活します。ルーティンチェック・期日チェック、朝のおつとめ等にくはへ、病院からの今後の指示事項もルーティンにくはへたチェック表を作成しました。

 今囘の入院ではいろいろ考へました。さあ、立て直しですね。夢がたくさんある。そして、これだけ私のために私の軆を治そうとして多くの人に力を盡していただきました。それを裏切る譯にはいきません。

 では、九月十日の闘病日誌です。
 今回お世話になりました岐阜ハートセンターは、素晴らしい醫療機關です。技術だけではなく、患者への相對する姿勢、事務・檢査、看護、醫師、リハビリ當が一體となつた姿、みんなで患者を治そうと云ふ、患者オリエンテッド感覺。市民へオープンにされた醫療と施設。文句の付けやうがありません。

 ただし、それは他の醫療機關と比べた「相對的」な價値觀です。醫療機關關係者が、誰も氣づいていない、もしくは、氣づいてゐても、あきらめてゐること、醫者といふ價値觀がその本質よりも世間一般で必要以上に髙く評價されてゐることへの弊害・・・・。こんなことを探つてみますね。

 命を助けていただいた恩返しです。他の業種だと、顧客で自分として購買を經驗しにいけるのですが、医療機關はさうはいきません。今囘は患者としてそして大きな病氣をして、普段ではあじはへないことをあじはへました。もう、頭の中では、醫療機關は「こうやつたらもつと價値が髙まる」といふイメージにあふれてゐます。醫療機關の方々には、そのプライドからちよつと耳に痛いことばかり申しげますが、恩返しでーす。シリーズで書きます。
 何囘目かの軆體測定のときにショックを受けました。握力を計ったら35しかないではないですか。愕然としました。軆體能力が人生でピークだつた髙校時代、私の握力は、右で70弱、左で60弱でした。

 スポーツ、格闘技(喧嘩も)においては、最終的には握力の強弱がものを云ひます(フィジカル面についてだけ言及してゐます)。

 例へばテニス。テニスは「足ニス」と云はれるほど、脚力の瞬発性と持久性の両方が求められます。どんなに技術がうまくてもこの脚力の両能力が低いテニスプレーヤーは怖くありません。しかしながら、脚力は強くなる上での必要条件ではあつても十分条件ではありません。握力こそが十分条件なあのです。テニスの5セットマッチはマラソンよりきついと云はれています。3セットマッチでも、フルセットの混戦になれば3時間以上は珍しくありません(今はタイブレークで早くなつてゐますが、昔は、ジュースゲームで延々と續いてゐました)。握力が弱ければその長時間に耐えることはできません。

 喧嘩もさうです。喧嘩が強い奴は例外なく握力が強い。

 ああ、なんといふこと。なんといふ握力の弱さ。退院したら少しずつ軆體能力の回復に努めます。

 さて、九月九日の重陽の節句の闘病日誌です。
 何年前だつたかなあ、北海道の仕事が終はつて、飛行機で關西に戻つて來ました。北海道で北海道新聞を賈つて、關西で、神戸新聞を賈ひました。なんと社説が一字一句同じでした。

 からくりはかうです。
 今日は、亡母の誕生日です。生きていたらえらく怒られるでせうね~。生きていれば八十三歳です。

 今の私の状態を一言で云ふと「心臓の治りが速すぎて(早すぎて)、傷の治りが追い付いてゐない」です。リハビリでかなりしんどい、負荷檢査をやりましたが、心肺機能は異常がないどころか、術前よりも上がつてゐます(事實自分でもさう感じます)。もちろん病院と云ふ守られた環境の中で生活してゐるわけですからそれを差引いて考へなくてはなりませんが。この負荷檢査が合格だつたので、本日より、病院周邊であれば、外出可能です。あとは傷の治り具合が見極められたら(合併症等)退院です。恐らく来週水曜日當たりになるでせう。

 しかし、体中を切り刻んだので體力が落ちてゐます。今後やることを書いておきます。

1.酒:ビール一本とあと何か一杯~二杯/日:退院後三か月、その後も適量維持
2.タバコ:絶對にだめ
3.荷物:3~5キロ以上は2~3か月ダメ
4.車の運転:1ヶ月禁止
5.入浴:1ヶ月禁止(シャワーだけ)
6.ウォーキング(5日/週)
 2~3㎞を早足で
7.志事:バリバリOK ただし、入院後數日は自宅療養 シルバーウィーク明けに本格復帰します

 さて、闘病日誌の續きです。昨日書いた九月七日で、1700にSZさんが來院されたのを書くのを忘れました。

 昨日は、IKさんとTJさん、T食品常務が來院されました。
 關東では大變なことになつてゐます。被害に遭われた方々に御見舞ひ申し上げますと共に、亡くなられた方々に心から哀悼の意を表します。また、自衞隊員、警察、消防、海上保安官の自分の命も顧みない活動に敬意を表します。

 自衞隊員のリスクなどと、叫んでいる安全保守法案反對者は、なぜ、かういふときにもつと、彼らに對して敬意を拂はないのか。

 され、九月七日です。たくさんの方々がお見舞いに來てくださいました。あっ、さうだ。忘れてました。九月二日の入院の日にHYTさんも來てくださひました。申し訳ございません。この時に少彦神社の數珠をいただきました。少彦(すくなびこ)は、病氣を治す神様です。古事記にも出てきます。
 殘念~~~、昨日の術後カテーテル檢査結果がすこぶる良好なら今週中にでも退院できるかもと云ふ淡い望みがあつたのに~。先生の「もう少し様子を見ませうね」の一言で粉々に打ち砕かれました。まあ、正常に考へたらさうですね。入院10日、術後8日程度で、心臓バイパス手術が退院できるはずがありません(笑)。寳德、お前は醫者じゃない!勝手に決めるなつうの。まう少し、美しい看護婦さんたちを樂しみますか。この病院の看護婦さんたちはみんな笑顔が素敵です。若い頃なら惚れていたかも。昨日は、カテーテルを午前中にやつたので、昼食の時は寢たきりになりました。ご飯を食べることができません。どうしやうかなあ、と思つてゐたら、看護婦さんが、茶碗のご飯をおにぎりにし、手渡してくれ、おかずは、食べさせてくれました。人生で、母以外の女性にご飯を食べさせてもらふのは二人目です。こっぱずかしいことこの上ありません。

 それにしても、カテーテル檢査はしんどい。足から入れるときのあの違和感。終はつた後、4時間~5時間にわたり、足を縛られ同じ姿勢を維持しながら寢るときの苦痛。その後のほぼ一日にわたる點滴。でも、しかたがないですね。病氣は必然です。自分が生きてきた結果さうなつてゐます。受け容れるしかない。

 さて、九月六日です(昨日は三日と書いてしまひました)。CCUから一般病棟に移ります。

CCU:coronary care unit:冠動脈疾患(狭心症、心筋梗塞)を管理する集中治療室のこと
HCU:
high care unit:高度治療室。ICU(集中治療室)と一般病棟の中間に位置する病棟で、ICUよりもやや重篤度の低い患者を受け入れる治療施設
 申し訳ございません。士魂商才第九十號ですが、八月・九月合併號とさせてください。連休明けに送付します。くそ~。自分に敗けた~~~~。 

 それにしても惡意と欺瞞に満ちた報道が目立ちます。

 自民黨総裁選行はれなかつたのが安倍陣営の責任だと云はんばかりです。冗談じゃない。総裁選を箏點にしたのは野田聖子です。総裁選を箏點にするのではなく、政策が筝點のはずです。彼女はどの政策を箏點としたのか??? それをメディアは報道しません。

 消費税輕減税率が報道されてゐます。これも本末転倒です。まずは、まう消費税が上がると云ふことが前提となつてゐます。まだ、我が國に消費税増税は不必要です。メディアが財務省にパラサイトしてゐる報道です。それに、輕減税率つてなんだい。なら、間接税である消費税なんか導入するなよ。論點はここです。輕減税率を導入するような間接税は不要だと論じるべき。輕減税率の中身をうんぬん云ふやうな議論は全く無駄であると云ふことです。

 さて、九月五日の闘病日誌です。入院四日目、手術の次の日です。あっ、さうだ。昨日のお見舞いは三人の方にいらしていただきました。IWさんも久しぶりに會へました。感謝合掌。
 私達親が子どもに身に着けさせるのは「生きて行く力」です。どんなことがあつても「負けない心」です。いざといふ時に「戰へる力」です。

 お勉強でよい點數をとつて、親の都合の良いやうな人間に育てることではありません。婦道が失はれた我が國では、母親に「日本男児を育てる力」がなくなつてゐます。力ではなく、意識なのかもしれません。弱い弱い存在である男ですが、女性には持っていない能力があります。女性の優秀性とその男性特有の能力が結びつくと、世の中は素晴らしくなります。そしてその男性特有の能力を引きだせるのは女性しかいないことを昔の我が國の女性はよく知つてゐました。

 それが今は・・・・・自殺をするなんて・・・・ 

 曽野綾子さんの記事の續きです。


 タイトルの日にちが昨日は一日ずれてゐました。申し訳ございません。

 この岐阜ハートセンターと云ふのはたいした病院です。いごこちがとてもよい。昨日、ある會社でコンサルを一緒にしてゐる方がお見舞いに來てくれました。「寶德先生、ここはすごいね。まるで接客業だね」と一瞬で見ぬいてゐました。

 技術的にもすごい。六時間に及ぶ心臓バイパス手術を、輸血なしで行います。それだけではなく、手術の次の日の昼から点滴がありません。手術の麻酔から覺めて、まだ意識がもうろうとしてゐるとき、医師と看護師の會話が耳に入りました。「先生、この後、点滴にはどの薬を入れたらいいですか?」「何時まで〇〇」「それ以降、▲▲などは?」「そんな藥が必要な手術はしていない」。

 では、いよいよ九月四日の手術日の闘病日誌です。
 リハビリは、やるときには徹底的にやる! もう壱通記事を書きます。イタイイタイ。肩が痛い。甘えるな。

 九月二日の産經新聞に、曽野綾子さんのとても素敵な記事が載つてゐました。大賛成です。今の、過つた學校教育で育っても、ろくな大人はできません。優等生になる必要はない。現に、「正しい喧嘩(勝負)を社會人になつてできない男が多い」。どんなに、俗に云ふ「頭が良いいい子」に育っても、いざといふときに勝負ができない男は、世の中を壊していきます。それで我が國をだめにした例が、枚挙に暇がありません。

 さて、ご堪能ください。二囘に分けます。

 無事生還しました。まだ肩が痛いや。このブログを畫くのがやつとです。さて、九月三日から振り返つてみます。
 今日の午後から、一切連絡が取れなくなります。豫定では六日夕方に集中治療室から一般病棟に移ります。その後はまた連絡が取れます。

 自分への戒めのためこの闘病日誌を書きます。もう、こんなことはあってはならない。いろいろな方々に迷惑をかけてしまひます。次は、七日の朝ね。
 昨日の産經新聞は注目する記事がふたつありました。石平さんと曽野綾子さんの記事です。

 一邊で二つとも紹介できないので、まずは、石平さんの記事を紹介します。ったく、宮崎駿の映画なんて觀るもんではありません。前から思つてゐたことですが。彼の人間性など皆無に等しい。恥を知れ。では、紹介します。
 いざ、入院してみると最初に病院から聞いていたスケジュールと全く違います。なんてこったい(ポパイの眞似)。

 みなさん、申し訳ございません。明日の午後から、携帯もパソコンも使へません。手術が終はりICUから出たらすぐに連絡しますので、ご容赦ください。
 充実前、入院の目標を入れました。でも、普段から診ていただいている主治医さんからは「胸を開くといふ大手術でそれが出来るものならやってみろ」といふやうなことを言われました。仕事を大量に持ち込もうそしたら、手術をしていただく先生からも、「そんな患者はいままでいませんでした」といはれました。

 多くの友人やクライアントさんからも「素直で從順な入院生活を」とか「はりきりすぎていろんな人に迷惑をかけないやうに」とか・・・。

 私って、どんなイメージを持たれているんだらう(涙)。

 手紙書いたり、本を讀んだり、無理のない仕事をしたり・・・・、素直で從順な入院生活を送つてきます・・・・・。
 昨日は、二百十日でしたね。子供の頃、この日は野分(臺風)が來やすい日だとおそはりました。

 今日から、七十二候 四十二候 処暑 末候 「禾乃登」です。「こくものすなはちみのる」と讀みます。

 稻の穂が實のる頃です。
 關係者のみなさまにはご迷惑をおかけします。明日10時半から入院です。なんとまあ、午後、もう檢査するのだとか。3日も檢査なのかなあ???

 4日が手術です。5日~6日がICU(集中資料室)です。7日からまたブログを再開しますね。士魂商才九十號(八月號)は、來週になりさうです。すみません。

 元氣に戻つてきますから、また遊んでくださいね~。

 おっと、明朝もブログを書きます。それと、できれば7日からブログ書きます。「病院の中の懲りない奴」なんていふタイトルはどうかしら???

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