入院しても懲りない男 四(皇紀弐千六百七十五年九月九日)

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 申し訳ございません。士魂商才第九十號ですが、八月・九月合併號とさせてください。連休明けに送付します。くそ~。自分に敗けた~~~~。 

 それにしても惡意と欺瞞に満ちた報道が目立ちます。

 自民黨総裁選行はれなかつたのが安倍陣営の責任だと云はんばかりです。冗談じゃない。総裁選を箏點にしたのは野田聖子です。総裁選を箏點にするのではなく、政策が筝點のはずです。彼女はどの政策を箏點としたのか??? それをメディアは報道しません。

 消費税輕減税率が報道されてゐます。これも本末転倒です。まずは、まう消費税が上がると云ふことが前提となつてゐます。まだ、我が國に消費税増税は不必要です。メディアが財務省にパラサイトしてゐる報道です。それに、輕減税率つてなんだい。なら、間接税である消費税なんか導入するなよ。論點はここです。輕減税率を導入するような間接税は不要だと論じるべき。輕減税率の中身をうんぬん云ふやうな議論は全く無駄であると云ふことです。

 さて、九月五日の闘病日誌です。入院四日目、手術の次の日です。あっ、さうだ。昨日のお見舞いは三人の方にいらしていただきました。IWさんも久しぶりに會へました。感謝合掌。
九月四日2130-九月五日930
 今、思へば、この時間帯が一番苦しかつたかも。うつらうつらしてゐていて、中々時間が經ちません。「今、何時ですか?」と何度看護婦さんに聞いたことでせう。そのもうろうとした中で、K医師と看護婦さんらスタッフとの會話が聞こえてきます。「先生、點滴の藥はどうしませう?〇〇は?」「そんな藥が必要な手術は必要していません」。
 見事です。實際、その日の午後から點滴ゼロ(私の記憶では:術後血糖値が高いためインシュリンだけしていたかも)です。六時間に及ぶ心臓バイパス手術を行い、一滴の輸血もせず、手術後次の日から點滴をしない。すごいですね。

930
 夜までベッドで寢ずに座つてゐろと指示されます。「へー」。實は、手術前に、K医師と家族と手術前面談がありました。術後の付添は?と聞かれた私は、「家族は帰します。入院は私一人です(遠いのでお金の面もあります)」と答えたら「男の人は痛みに弱いんですよね~。大丈夫ですかね~」と云ふはれました。冗談ではありません(笑)。このぐらいでへこたれていて志事などできません。
 術後すぐにずつと坐つてゐるのは確かにつらかつたのですが、さう云つた手前、弱音など吐いてゐられません。でも、人間の軆は甘やかせてはダメなのですね。かうやつて坐つてゐると、背筋に力が入り、軆が整ふのです。これはいい。軆の状態はドレンだらけです。胸に三つ、左足に三つ(バイパス手術の時に自分の左足から静脈を取ったから)。それに尿を出す管が付けられてゐます。點滴はしてゐないまでも、いつでも出來るやうに、左手首と右首に點滴注入の器具。

1000
 リハビリの人が來る。この人は、リハビリについてはぴか一なのだとか。歩行器に、ドレン排出受け皿などを移設し、「歩いてください」。いいよ~、いくらでも歩きまっせ~。かうなつたら勝負です。トコトコトコトコトコトコ。「まう、結構です。そこまで歩ければ十分です」「(へっへ~、褒められた~)」

 何もこんなところで勝負しなくてもいいのですが・・・・・。

1100
 家族がCCUに面談にきます。昨夜の手術後からの出來事、親族への連絡と返信内容などを聞きます。私が平氣ですわつてゐるのをみて「もう座れるの?大丈夫なの?」と二人ともびっくり。これがこの病院の治療方針なのですね。素晴らしい。穴だらけで管に繋がれてゐて寢たきりの家族を見るより、坐って次に進まうとしてゐる家族をみるはうが、よほど見舞いに喜びがあります。


1130
 家族帰る。岐阜ハートセンターの隣にお寿司屋さんがあります。そこがおいしいらしいのです。ガミさんに「帰りに、〇〇(息子)にあそこで寿司を食わせてやってくれ。よいものを食べろよ」と。私はまだ食っていない!!!!!

1200
 昼食。半分以上は頑張って食えとの指導。冗談でありません(笑)。このぐらい全部食べられます。「お昼と食べ終わったら、CCUの個室の方に映りませうね」と看護婦さん。

1300
 CCU個室へ移動。「きついでせうけど、午後もベッドに寢ないでください」。當然です。まだまだ勝負は續きます。30分經つと「宝徳さん、大丈夫ですか?」。私「???(だつて坐ってゐるんでしょう?)」。「實は、ほとんどのみなさんが30分經つと根をあげるんです」「へー」

 この頃からです。背筋に力が入ったのは。こんな風にその日が過ぎて行きました。九月三日は一般病棟への移動です。

 今日(九月九日)は、術後カテーテル檢査です。いよいよ退院秒讀みです。

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このページは、宝徳 健が2015年9月 9日 02:44に書いたブログ記事です。

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