医療機關に物申す(皇紀弍千六百七十五年九月十三日 弍)

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 今回お世話になりました岐阜ハートセンターは、素晴らしい醫療機關です。技術だけではなく、患者への相對する姿勢、事務・檢査、看護、醫師、リハビリ當が一體となつた姿、みんなで患者を治そうと云ふ、患者オリエンテッド感覺。市民へオープンにされた醫療と施設。文句の付けやうがありません。

 ただし、それは他の醫療機關と比べた「相對的」な價値觀です。醫療機關關係者が、誰も氣づいていない、もしくは、氣づいてゐても、あきらめてゐること、醫者といふ價値觀がその本質よりも世間一般で必要以上に髙く評價されてゐることへの弊害・・・・。こんなことを探つてみますね。

 命を助けていただいた恩返しです。他の業種だと、顧客で自分として購買を經驗しにいけるのですが、医療機關はさうはいきません。今囘は患者としてそして大きな病氣をして、普段ではあじはへないことをあじはへました。もう、頭の中では、醫療機關は「こうやつたらもつと價値が髙まる」といふイメージにあふれてゐます。醫療機關の方々には、そのプライドからちよつと耳に痛いことばかり申しげますが、恩返しでーす。シリーズで書きます。
 まずは、岐阜ハートセンターの紹介から。ハートセンターは豊橋から始まってゐるみたいです。私立です。この頭ガチガチで融通性がなくそれを打破しやうともしない醫療業界において、よくぞこのコンセプトの専門病院を作ってくれました。

1995年5月 豊橋ハートセンターオープン(循環器内科・心臓血管外科・内科・脳神経外科・麻酔科)130床です。

 豊橋ハートセンターのHPには、このオープン日が書いてありますが、岐阜ハートセンターのHPにはありません。まずはここですね。どうやつて地域に根差し、長く住民に愛されるかと云ふ觀點で、「歴史を重視していない」姿勢が氣になります。病院とは地域社會との積み重ねではないのでせうか? その積み重ねこそが、会社履歴なのです。

 HPをみながら略歴を書こうと思ったら書けないのです。醫療關係者のみなさま、醫療はともすれば、レセプトが収入になるので、患者を診るよりも國を見ることが優先されているところが多く見受けられます。地域社会の皆様とそして、みなさまの医療機關が、どのやうな歴史を積み重ねてきたか。それこそが信頼・信用・安心・自信(患者の)となります。ぜひ整理してください。

理念は以下の通りです(岐阜ハートセンターHPより)

病院理念

安全(Safety)

やさしさを医療の中心においた、何よりも安全な医療の提供に努めます。

専門技術(Specialty)

心臓疾患専門病院として、どこにも負けない確かな技術の提供に努めます。

こころ(Spirit)

こころ温まるケアを実感していただけるよう、接遇に努めます。

体制(System)

24時間365日、絶対にお断りしない体制の整備に努めます。

 つづく 理念のコメントについては次囘。

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このページは、宝徳 健が2015年9月13日 08:43に書いたブログ記事です。

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