入院中でも懲りない男 七(皇紀弐千六百七十五年九月十二日)

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 今日は、亡母の誕生日です。生きていたらえらく怒られるでせうね~。生きていれば八十三歳です。

 今の私の状態を一言で云ふと「心臓の治りが速すぎて(早すぎて)、傷の治りが追い付いてゐない」です。リハビリでかなりしんどい、負荷檢査をやりましたが、心肺機能は異常がないどころか、術前よりも上がつてゐます(事實自分でもさう感じます)。もちろん病院と云ふ守られた環境の中で生活してゐるわけですからそれを差引いて考へなくてはなりませんが。この負荷檢査が合格だつたので、本日より、病院周邊であれば、外出可能です。あとは傷の治り具合が見極められたら(合併症等)退院です。恐らく来週水曜日當たりになるでせう。

 しかし、体中を切り刻んだので體力が落ちてゐます。今後やることを書いておきます。

1.酒:ビール一本とあと何か一杯~二杯/日:退院後三か月、その後も適量維持
2.タバコ:絶對にだめ
3.荷物:3~5キロ以上は2~3か月ダメ
4.車の運転:1ヶ月禁止
5.入浴:1ヶ月禁止(シャワーだけ)
6.ウォーキング(5日/週)
 2~3㎞を早足で
7.志事:バリバリOK ただし、入院後數日は自宅療養 シルバーウィーク明けに本格復帰します

 さて、闘病日誌の續きです。昨日書いた九月七日で、1700にSZさんが來院されたのを書くのを忘れました。

 昨日は、IKさんとTJさん、T食品常務が來院されました。
九月八日(入院六日目、術後四日目)
 この日は、朝から便秘と闘つてゐました。私は通常の生活では便秘になることはほとんどありません。この入院生活でもCCUの時に二度出そうになつたのですが、おちんちんに尿の管をつけてゐるストレスでうまくいきませんでした。そのストレスが尾を引いてゐます。前の晩に下剤を飲んで、朝、坐藥まで入れて、一時間格闘した上で、やつと闘ひおはりました。「ああ、まうだめ。今日一日の體力使ひ果たした」と・・・・。

 でも、さうはいきません。朝から、嚴しいリハビリです。

 あっ、さうだ。この日から(確か・・・、よく覺えてゐない)、軆中の絆創膏が取れてシャワーを浴びることができるやうになりました。氣持ちがいい。

 リハビリををへて、シャワーを浴びました。昼食を食べました。YSDさん來院、IWさん來院、SZさん來院。IWさんにいただいた、龍のお札が素敵です。

 この頃になると、治療は落ち着いたものです。朝720頃 院長先生の巡回。お互いのセリフは決まってゐます。
「宝徳さん、おはようございます。明日は、術後カテーテル檢査ですね。術後五日目と云ふのはかなり早いですね。もう、今週退院ですね。お體の調子はいかがですか?」
「絶好調です」
「それはいい」

 あんまり患者を期待させてはいけません(笑)。この院長の一言が私に勝手に九月十二日退院説を作らせてしまひました(笑)。

 また、看護婦さんの巡回による檢査(血液、血壓等患者が自分でやってよい檢査)は、どんどん自分でやるやうになります。自分でやるのはいいのですが、看護婦さんと接する時間が少なくなるので悲しい(+_+)。

 病院食もよく考へてあります。金曜日・土曜日・日曜日に、カレーなどの期待できる献立。つまり、週末が強化子(きょうかし:先に何かよいことがあると期待できると人間はもう一歩力を盡すことができる)として設定されてゐます。心理學の活用ですね。實際、入院してゐると、食べることしか樂しみがありません。それと、心臓の手術においては、その食事以外を摂取することは禁止です。週間メニューをいただいて、毎日眺めながら、「あ~、今日はこれか~」と樂しみにしてゐます。運動しないから1400キロカロリー/日なのに、全く體重が落ちませんが・・・・。

 もう、すべての檢査もをはつたし、やることないから、經營の觀點から、病院を見ていきませう。明日から「入院しても懲りない男」シリーズにくはへて、「醫療關係者に物申す:患者の視點から」を連載します。

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このページは、宝徳 健が2015年9月12日 02:33に書いたブログ記事です。

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