2020年11月アーカイブ

 室町時代や戦国時代は、テレビのドラマを見たりしていると、なんか暗い時代のように描かれていることが多いですよね。 とんでもない誤解です。これがGHQ(占領軍)の、WGIP(ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム:戦前の日本はすべて悪だったというプロパガンダ戦略)に日本人が今だに騙されている事実です。

 武装中立国家で、あの惡の権化のような支那や欧州が我が國を攻めることができませんでした。文化が飛躍的に発展した時期でした。私が大好きな佐々木道譽 などのバサラが跳ね回ってる頃でした。わが国が歴史上一番たくましくキラキラした時代ではなかったでしょうか? 

 人々の考え方も恐ろしく合理的でした。昨日と友は今日の敵です。信じられるのは、自分の目で見、自分の耳で聞いたものだけです。自分の下した判断に責任を取れるのは自分しかおらず、もし判断にミスがあれば直ちに命を失います。自分だけでなく、家族も。だから室町は面白い。みんな、フリーダムを志向したのです。

 一条兼良は、まさに合理的精神の権化でした。合理的精神を古典文学の研究にぶつけました。

 それをはっきり示すのが、「伊勢物語」の解釈です。つづく

 さて、本文。考えに考え抜いたのは、明石の君ではなく、明石の君の父親 明石入道です。
 脳は人を散漫にさせようとするのに、集中しなければ物事を成就させることができない。

 中野信子先生は、「では、どうすればよいか」とおっしゃっているのでしょうか?

「散漫になりなさいという脳の『警報装置』を作動せる要因をできるだけ排除する」こと。

1.集中を乱す敵を視界から排除
2.いい集中空間を演出する
3.キリが悪いところでやめる―ツァイガルニク効果の応用
4.スリープ状態をつくる-バックグラウンドで脳を働かせる
5.とにかくやり始めると抹消からスイッチが入る
6.あえて人目につく場所で作業してみる
7.集中できないのはセノトリン不足かもしれない

 前回は3.キリが悪いところでやめる(ツァイガルニク効果の応用)でした。

 今日は4.スリープ状態をつくるバックグラウンドで脳を働かせる です。


 明日から 七十二候 小雪(しょうせつ) 次候 朔風払葉 きたかぜこのはをはらう です。
 
 北風が木の葉を吹き払う頃です。「朔風」は、北の風という意味で木枯らしをさします。

 今朝は本当に寒い。

 今年は、新型コロナウィルスパンデミックの影響で、季節感が感じられない年でした。いつの間にか冬。いつの間にか師走を迎える時期になりました。

 小雪。二十四節気のひとつで、わずかな雪が降る頃という意味です。山などに雪がみられる時期となりますが、それほど雪は多くないことから小雪と呼ばれるようになりました。江戸時代の暦の解説書『暦便欄』では、小雪の気候を「冷ゆるが故に雨も雪と也てくだるが故也」(冷え込むようになってきて雨が雪になって降ってくるから)と説明しています。

 山口百恵さんの歌に ♪こんな小春日和の~♪ がありました。小春日和は 冬の季語だそうです。



 士魂商才第九十号の原稿ができました。校正して、セットして二十六日には発送します。また今月号もお楽しみください。

 巻頭言だけ掲載します。
 敗戦後、GHQ(進駐軍ではない占領軍)は、WGIP:ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム 敗戦前の日本はすべて悪だったとう日本国民に対するプロパガンダ工作)をはじめとする我が国弱体化政策を推し進めました。多くの国民がそれを信じ、今の日本につながっています。

 アメリカは我が國が怖くて仕方がなかったのです。アメリカが一番恐ろしかったのは、シラスという君民一体となったわが国の国体でした。世界で唯一歴史が連続した人間社会の奇跡に國とう世界のどの国も実現できなかった国体です。

 なので、皇室と国民の切り離しをやりました。
 
 今、ある程度集中して仕事にキリが付きました。ほっと一息。でも、このほっと一息が危険。一度切れた集中力をふたたび集中状態に戻すのはとても難しいのです。

 これまでもそうでした。今日おは、結構頑張ったから、もうちっと休んでもいいかなと、そんな何ターンか繰り返した末になんとか同じ仕事に戻ったときには、休憩に入ってから何時間も経過していることがほとんどです。しかも、どうもやる気が乗ってこない・・・・。

 これを解消するためにはどうすればいいか。
 面白いでね~、心理学は、「これでなければだめと!」説きますが、脳科学は「だって、しょうがないじゃない。脳ってそうなんだもの」と日本人の大好きなファジーを説きます。

 でも、今まで、敗戦後のマネジメントを学んできた狭量な人たちは、これを受け入れらないだろうなあ(笑)。

 心理学や、知識学は「何が正しいかではなく、誰が正しいか」を説きます。それが企業に入ると大変!老舗はそれをいかに排除するかに集中しています。これが200年以上続く企業なんでしょうねえ。


 そこに出てくるのが脳科学。面白いなあ。

 でも、いろいろな偉人・英雄を学ぶと 継続とはスキルではないことがはっきりします。

 さてと、もう一度、あぶりもちを京都に食いに行くか。1000年を食いに。だれか付き合わない?

 さて、この異能。中野信子。

 かつての我が国企業は、異能を楽しみました。ヘテロジーニアスです。

 今の経営者は、ホモジーニアス(同質性)です。つまんない。

 金美齢さんとういう生き方は尊敬する以外に選択肢がありません。

 何年前だったかなあ、IKR社長に、金美齢さんの講演会に連れて行っていただきました。

 参ったという感じでした。



 静岡県駿東郡裾野町(現 裾野市)には、小学校三年生の夏休み~五年生終了まで住みました。

 一学期の終業式に転校のあいさつをクラスのみんなにして次の日から夏休み。当然、友達は一人もいません。退屈で退屈で仕方がありませんでした。学校に行くと誰かいるかなあと思って行ったら、同学年ぐらいの人が遊んでいました。ここで、大きな問題が発生。

 私は方言を知らなかったから、「一緒に遊んで」という表現方法が分からなかったのです。大阪では「寄せて」です。(あとでわかったことだが)裾野では「かてて」です。

 この言葉が分からないために、一緒に遊ぶことができませんでした。夏休みはずっと、家で姉と妹と遊んでいました(笑)。夏は、網戸の隙間からクワガタやカブトムシが入ってきます。蛍は、「こんな幻想的なシーンがあるんだろうか」というぐらいでした。

 仲良くなるとものすごく人懐っこいのが裾野の人たち。

 今日は山遊び編。
 前回から一条兼良の源氏物語観を書いています。

 一条兼良が関白になったのは、室町幕府 八代将軍 足利義政の時代です。つまり 銀閣(銀閣寺ではない)に代表される 東山文化です。

 この頃から応仁の乱が始まり、信長・秀吉・家康が出てきて、大坂夏の陣が終わってからようやく政治が安定します。

 一条兼良は、膨大な著作を遺しますが、代表作は、伊勢物語の注釈書「愚見抄 ぐげんしょう」と源氏物語の注釈書「花鳥余情 かちょうよせい」です。それぞれ五十一歳と七十一歳の陸作です。すごいなあ。まだまだ、私も老いているときではないですね。こういう人生に接すると生きる勇気が出てきます。

さあ、次回からも楽しみです。

 では、本文。ただ、この辺の本文は、紫式部がなんのためにしかけたのかがわかりません(私には:(笑))。宮中の面白ーい、男と女のラブゲームが繰り広げられてゐンス。もし、私の修礼余裕が出てきたらこの帖の解説を深くやりますね。

 話は第十八帖にはいります。「松風」。
 脳は人を散漫にさせようとするのに、集中しなければ物事を成就させることができない。

 中野信子先生は、「では、どうすればよいか」とおっしゃっているのでしょうか?

「散漫になりなさいという脳の『警報装置』を作動せる要因をできるだけ排除する」こと。

1.集中を乱す敵を視界から排除
2.いい集中空間を演出する
3.キリが悪いところでやめる―ツァイガルニク効果の応用
4.スリープ状態をつくり-バックグラウンドで脳を働かせる
5.とにかくやり始めると抹消からスイッチが入る
6.あえて人目につく場所で作業してみる
7.集中できないのはセノトリン不足かもしれない

 今日は弐番目の「いい集中空間を演出する」です。
 十二日から 七十二候 立冬 次候 地始凍 ちはじめてこおる ですね。

 台地が初めて凍るころです。

 子供のころ、この頃になると水たまり(まだ舗装されていない道路が多かった)や霜柱を踏んづけて歩くのが楽しみでした。

水たまりの氷 画像 に対する画像結果

霜柱 画像 に対する画像結果

 秋は福岡が一番好きでした。冬は何といっても裾野が一番好きでした。

  釣りの次は川泳ぎです(夏だけ)。裾野には(あの狩野川台風で有名な)狩野川の支流 黄瀬川が流れています。

黄瀬川 に対する画像結果

 もちろん、平坦な個所もありますが、夏になると、写真のような流れのはやいところで流れに逆らって泳ぐんです(近くにプールがあったのに)。

 
 小学生の力ですから、泳いでも泳いでも前に進みません。下手したら流されて・・・・・。

 今考えたら、なんて危ない遊びだったんでしょう。水温も低いし。

 これだけではなく、「今考えたら死んでもおかしくなかったな」と思う遊びをたくさんしていました。

 次回は、その一つを紹介しますね。
 さて、脳は人を散漫にさせようとするのに、集中しなければ物事を成就させることができない。

 中野信子先生は、「では、どうすればよいか」とおっしゃっているのでしょうか?

「散漫になりなさいという脳の『警報装置』を作動せる要因をできるだけ排除する」ことだそうです。

1.集中を乱す敵を視界から排除
2.いい集中空間を演出する
3.キリが悪いところでやめる―ツァイガルニク効果の応用
4.スリープ状態をつくり-バックグラウンドで脳を働かせる
5.とにかくやり始めると抹消からスイッチが入る
6.あえて人目につく場所で作業してみる
7.集中できないのはセノトリン不足かもしれない

の7つだそうです。今日から一つずつ超訳していきます。
 「源氏物語ものがたり 新潮社 島内景二著)」。この方も源氏物語に魅せられた人のひとりですね。

 ずっと、この本を超訳しています。

 今日から第四章 一条兼良―五百年に一人の天才による分類術 です。

 藤原氏一門の中で、摂政・関白に任命される最高の家柄を「五摂家」と呼びます。「近衛」「九条」「二条」「一条」「鷹司」です。

 兼良は、その一条家の当主です。ただし、父が二条家に生まれて一条家を継いだので、一条兼良は、二条良基の孫になります。二十八歳で左大臣、四十六歳で関白となり、五十二歳で関白を辞任しました。関白を我が子に譲った人は、ご存知の通り「太閤」。太閤が出家したら「禅閤」になります。兼良は出家したから「一条禅閤」です。

 でも、応仁の乱に翻弄されてしまいます。

 ただし「五百年に一人の天才」と称えられるほど多方面で膨大な著書を書き遺しました。さて、兼良は、どんな源氏物語観を私たちに伝えてくれるのでしょう? 

 今日は、本文はお休みします。
 いいですね~。今、医療の研究をしています(M&Aのために)。もちろん準専門書も読んでいますが(M&Aの観点から)、こういう裏話を知っていないと。海堂尊さんいいですね~。すべて読みます。海堂さん以外にも先日紹介した満天のゴールも同様に面白い。神様のカルテも。これは私たちの生活にも直結する話です。

 最近本を1冊/日読めています。ブログも書けています。仕事も進んでいます。手紙だけはあと少しかな。でも、今月200通書けます。300通書けるようになります。

ジーン・ワルツ(新潮文庫)【電子特典付き】
 バイデンが勝利しましたね。わが国は、民主党政権の時に必ずやられています。三菱のセクハラ事件、トヨタの品質事件。枚挙に暇がありません。すべて冤罪なのに。金をとりまくられるんですよね。
 なのに、日本人はなぜか共和党寄り民主党が好き。左翼リベラルに我が國国民が侵されている証拠ですね。

 まあ、アメリカ社会もどんどん複雑になってきています。上院下院のバランス、民主党内でも左派が強くなりすぎて、バイデン自身も、あまりそこは出てきてほしくない。もし、トランプが勝ったら、極右勢力が出すぎてしまうなどなど。

 そして、世界最弱のリーダー アメリカ大統領はそんなに自分の我を押し出せるほど強くない。すべては支持団体を配慮せざるをえない。(すべて息子の受け売り)

 息子が読んでいた本を私も買いました。なるほど、これは役に立つ。

[渡瀬 裕哉]の2020年大統領選挙後の世界と日本

 ただひとつだけ、確実なこと、バイデンは、かなりの額の軍事費を削減してきます。
 東京六大学最終戦 慶應義塾大学vs早稲田大学 九回表ツーアウトまで2対1で義塾リード。後半は慶應 木澤 早稲田 早川の ドラフト1位対決。両社とも 150キロを投げる絶対エース同士です。


 なぜか、木澤がにリリーフが。でも、そのリリーフが逆転ツーランを打たれました。九回裏は早川に見事に抑えられ、早稲田が優勝。おめでとうございます。

 9戦全勝同士の戦いなんでも91年ぶりだとか。早稲田の優勝は10シーズンぶり、義塾が勝てば8シーズンぶりでした。

 あ~、残念・・・・・・。でも、良い試合だった。義塾よグッドルーザーたれ。

 後輩たちよお疲れ様。あなたたちを誇りに思います。
 中野信子さんの本を楽しく学んでいます。

あなたの脳のしつけ方 (青春文庫)

 仕事や勉強をする上で、集中力が必要なのは言うまでもありません。集中していればいろいろなことも楽しいですしね。

 脳科学が面白いところは、ここにあります。だけど、この事実を認めながら「集中できない状態って、脳科学ではいたって当たり前だし。むしろ集中している方が危険な状態なんですもん」ってやるんです。この禅の考案のようなやり取りがとても脳を活性化させます。
雲林院 に対する画像結果

 京都雲林院です。今は他の寺に吸収されていますが、紫式部の墓が小野篁の墓と並んで建っているそうな。今後、絶対に行こっと。


紫式部の墓小野篁の墓

 四辻善成が、自分の著書で紹介しています。

 本当?って、聞く人。無粋にならないで(笑)。実際には、今の人が建てたのかもしれないけれど、真理と真実と事実を見比べてみるのは面白いかもね。

 さて、四辻善成はこれで占めます。次回から一条兼良の源氏物語観です。

 本文です。

 前の斎宮と冷泉帝のところに入内させることを藤壺院に相談に行った光源氏です。藤壺院は大賛成なのですが・・・。


 小学校三年生の一学期の終わりから 静岡県駿東郡裾野町(現 裾野市)に引っ越しました。

 身体が弱かった私は、自然がいっぱいのこの土地で、楽しく楽しく過ごしました。まずは、釣り。もちろん山の中ですから川釣りです。渓流ですが、子供なので、岩魚(いわな)がとれるほど奥にはいけません。マスは、子供が釣るのには高級魚です。

 もっぱら ウグイ でした。大人はついていきません。一人で行くことがほとんど。子供が行くところですが、結構危険がいっぱい。でも、今の親にように「あれをしてはいけません。これをしてはいけません」なんて、教育はしませんし、昨日書いたように、父も母も、「大人になるまで生きられないのなら死んでもいいから好きなことをさせるという方針でしたから、何も言いません。

 姉に男の子(私の甥)が生まれた時、母が姉に言いました。「男の子はね、その日のうちに生きて帰ってくればそれでいいのよ」。(笑)

 ウグイのエサは、現地調達をするとしたら「川虫」です。河原の石を拾って裏を見れば たいていいます。

川虫 画像 に対する画像結果
 昨日から二十四節気 立冬 りっとうですね。冬の始まり。「立」には、新しい季節になるという意味があり、立春、立夏、立秋もそうですね。木枯らしが吹き始め、冬の気配が感じられる頃です。

 七十二候は、立冬 初候 山茶始開 つばきはじめてひらく です。 山茶花(さざんか)の花が咲き始める頃。椿と混同されがちですが、先駆けて咲くのは山茶花です。 子供の頃、よく「たきび」の歌を歌いましたね。今の子供は たきびの情緒なんて知らないんだろうなあ。しもやけも(笑)。
おちばたき 画像 に対する画像結果おちばたき 画像 に対する画像結果


♪かきねの かきねの まがりかど
たきびだ たきびだ おちばたき
「あたろうか」「あたろうよ」
きたかぜぴいぷう ふいている

さざんか さざんか さいてみち
たきびだ たきびだ おちばたき
「あたろうか」「あたろうよ」
しもやけ おててが もうかゆい

こがらし こがらし さむいみち
たきびだ たきびだ おちばたき
「あたろうか」「あたろうよ」
そうだん しながら あるいてく♪

 この頃の和菓子ってなんだろう。
 大阪市中央区谷町六丁目に「隆祥館(りゅうしょうかん)書店」があります。

 街の本屋さんがどんどん撤退する中で、この本屋さんはとってもよい経営をなさっています。たった13坪で。

 前から行きたいなあ、行きたいなあ、と思っていましたが、先日、近鉄で名古屋方面(仕事)に向かう用事があったので、大阪上本町に寄る前に行ってきました。すばらしいですね。

13坪の本屋の奇跡 「闘い、そしてつながる」隆祥館書店の70年

 そこで紹介されて読んだ読ん2冊。

 満天のゴール典獄と934人のメロス

 共に素晴らしい本でした。こういう心がきれいになる本はいいですね。

 この本屋さんを紹介した産経新聞の記事を紹介しますね。
 楽しい楽しい脳科学を繰り返し学習していますが、まだまだ頭に入り切っていません。コンサルタントになるまでは、必死にいろいろな経営の「知識」を学びました。本職になって、その知識で人を動かそうとしても(当たり前ですが)動くものではありません。次に心理学を中心に学びました。う~ん、それなりのものにはなりましたが・・・。

 次に、古典です。最初は支那の古典をむさぼり読みました。いいなあ、と思いながら、最後の最後の所で何か腑に落ちない。彼らは理想論を語るだけで実行しようとしない。特に四書五経の四書はそうですね(実践を主体にした陽明学がきらわれるのはそこに理由があります。


 五経は結構面白いですね。というか、あの時代にここまで考えた人間の創造性がすごい。四書は五経の焼き直しです。

 我が國の古典は「支那のあの有限不実行」を本気でやろうとした人たちで、そしてやってしまったからこれはすごいですね。言志四録なんてたまりません。わが国の心学というものです。

 古典が本当に実行されるなら、心理学(含むカウンセリング)は不要です。

 江戸時代の寺子屋が明治維新を実現したのはそういうことです。


 でも、この脳科学は面白い。黒川伊保子先生から始まって本当にたくさんの本を読みましたし読んでます。面白いなあ。例えば、心理学は、流派によって全く違うことを言います。

 脳科学は、みんな同じことを言うし、その言い方が面白い。脳科学者は「ふん!ってお尻に力を入れて頑張ったってうまくいかないの」、って(笑)。つまり、「頑張るんではなく、うまく脳を使えよって」。「だって、脳が動かなかったら、すべてがうまくいかないんだから」、って。面白いなあ~。

 今回は、その面白い脳科学の中でも、ほんの少しだけ異端児みたいに言われている中野信子先生を紹介します。

 集中するなだって。この言い回しが面白いんですよね~。「絶対に集中が必要だけど、集中しろ、集中しろって言われてあなたはそれができる?」だって、「脳は集中が嫌いなんだもん」

と、きたもんだ(爆笑)。この人面白いなあ。三回ぐらいに分けて紹介します。
 ひとつ前の源氏物語の記事に追加からまず。いつだっけな?誰とだっけな?明石に言ったときに、源氏物語に関係の深いお寺やらなんやらを夢中で回っていました。すると、(こんな迷惑なことに)同行してくれた人が言いました。「宝徳先生、光源氏って架空の人物ですよね」。

 です。だから、重ねの文化が素敵なんです。真理と真実と事実は違います。光源氏がいたのは真理なんです。では、カトリック教会主義の人間に言ってみてください。「マリアって本当にいたのですか?」。喧嘩どころか殺し合いになりますよ。カトリック教会主義にとって処女マリアがキリストを受胎したのは「真理」なのです。

 神武天皇って本当にいたのですか? この答えは真理であり真実であり事実です。

 さて、高校時代の英語の先生に「グッドルーザー」という言葉を教えてもらったのを覚えています。「まきっぷりのいい」「潔く負けを認める」などなど。日本語にも「参った」という素敵な言葉があります。

 今の大統領選。英語にこんな素敵な言葉があるのを思い出してほしいなあ。

 もっとも、日本江の影響などと、メディアは語るのではなく、さあ、日本よ真の独立国家になろうと言ってください。国会は、学術問題なんかもういいって。
 「源氏物語ものがたり 新潮新書」の著者 島内景二は、「『重ねこそ、日本文化の特質』」と言います。

 江戸時代初期の大学者林羅山は、世に出る前には、京都で貧しい家に住んでいました。その家の名前が「夕顔巷」です「ゆうがおちまた」と読むのでしょうが、林羅山は、「せきがんこう」と音読で呼んでいました。林羅山は、源氏物語 第四帖「夕顔」が好きだったですね~。性別を超えて夕顔という女性の生き方に自分を「重ねて」います。

 島内景二氏は、「王朝の人々の衣服は『重ね(=襲ね)』と言って、上と下、あるいは表と裏の微妙な色彩のずれと重なりを楽しんできた。香道でも、異なる材料を配合して、繊細な香りの重なりを味わう。茶道でも、見た目は貧しい田舎家を、広大な精神宇宙と重ね合わせる」と私たちに伝えてくれます。

 四辻善成は、「桐壺帝」という虚構の人物に「醍醐天皇」という実在した人物を重ねました。「和洋折衷」「和魂洋才」もそうですね。わが国にしかできない。

 こうやって広げていくと、いくつでも重ね合う工夫ができます。これまた紫式部の千年以上にわたるなぞかけをといていく楽しみですね。

 あれは藤原道長の物語だと、簡単に片づける人がいますが(笑)。そこで終わったら千年が何も意味をしません。

 さて、本文。光源氏が冷泉帝へ六条御息所の娘を入内させる相談を藤壺にします。
 このシリーズもご無沙汰です。六月二十一日から書いていません。以前の履歴やアーカイブからご覧ください。

 さあ、小学校三年生一学期が終わりかけのときに、大阪府枚方市立殿山第一小学校から静岡県駿東郡裾野町立裾野東小学校に転校しました。裾野は今は裾野市になっています。当時は、こんな田舎があるのかと思うぐらいでした。

 国鉄(JRの前身)がまだ電化されておらずディーゼルか機関車でした。米の脱穀を水車でやっている農家がたくさんありました。

 六月二十一日の書き出しがこれです。

 さあ、そんなところで私はどういう小学校時代を過ごしたのでしょうか?

 六月二十一日の結びがこれです。
 今日は息子の誕生日です。
 
 そして、三年前の今日、交通事故に遭いました。息子の誕生日に事故に遭うなんて(涙)。

 これまで、お仕事でつながりがある関係者にしか事故の経緯は語っていませんでした。今回、報告します。

 気持ち悪いので、嫌な人は「続きを読む」をクリックしないでください(笑)。関係者の皆様に送った手紙です。写真はかなり縮小していますが。

 五年前の心臓バイパス手術の時は、三か月もすると体力も回復したのですが、交通事故はダメですね。強い打撃は身体をかなり弱めます。工夫しながら仕事をしています。

 この後一年にわたり、上歯茎に入れたプレートを除去する手術、腰骨を上歯茎に移植する手術と二度にわたる全身麻酔手術をしました。
 
 警察の現場検証に立ち会ったときには、完全に死亡事故クラスでした。と言われました。まあ、まだ生きてしんどい思いをしろという天の啓示なんでしょう。
ショーン・コネリーさんがお亡くなりになりました



 格好良かったなあ。享年九十歳。007のショーン・コネリーなんて言っても、若い人は知らんわ。orkさんは、、息子さんに言ったら知らなかったとか(笑)
 一番好きだったのは、007がバーに行って「マティニィ ベリードライ」というシーン。

 真似してみたくって、バーに行って、「マティニィ ベリードライ」と言ったらバーテンダーさんに思いっきり笑われました。いまでも、「ボンドスペシャル」で通じます。ご冥福をお祈りします。




 昨日から七十二候 霜降 末候 楓蔦黄 もみじつたきばむ です。

 楓(かえで)や蔦の葉が色づく頃。晩秋の山々は赤や黄に彩られ、紅葉狩りの季節です。でも、今年は行けないかなあ。コロナのおかげで季節感がなくなってしまいました。

 今日は、明治節です。

 文化の日でもない。明治の天皇誕生日でもありません。「明治節」です。

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