人は集中している時の方が危険 1(皇紀弐千六百八十年 令和弐年十一月六日 五)

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 楽しい楽しい脳科学を繰り返し学習していますが、まだまだ頭に入り切っていません。コンサルタントになるまでは、必死にいろいろな経営の「知識」を学びました。本職になって、その知識で人を動かそうとしても(当たり前ですが)動くものではありません。次に心理学を中心に学びました。う~ん、それなりのものにはなりましたが・・・。

 次に、古典です。最初は支那の古典をむさぼり読みました。いいなあ、と思いながら、最後の最後の所で何か腑に落ちない。彼らは理想論を語るだけで実行しようとしない。特に四書五経の四書はそうですね(実践を主体にした陽明学がきらわれるのはそこに理由があります。


 五経は結構面白いですね。というか、あの時代にここまで考えた人間の創造性がすごい。四書は五経の焼き直しです。

 我が國の古典は「支那のあの有限不実行」を本気でやろうとした人たちで、そしてやってしまったからこれはすごいですね。言志四録なんてたまりません。わが国の心学というものです。

 古典が本当に実行されるなら、心理学(含むカウンセリング)は不要です。

 江戸時代の寺子屋が明治維新を実現したのはそういうことです。


 でも、この脳科学は面白い。黒川伊保子先生から始まって本当にたくさんの本を読みましたし読んでます。面白いなあ。例えば、心理学は、流派によって全く違うことを言います。

 脳科学は、みんな同じことを言うし、その言い方が面白い。脳科学者は「ふん!ってお尻に力を入れて頑張ったってうまくいかないの」、って(笑)。つまり、「頑張るんではなく、うまく脳を使えよって」。「だって、脳が動かなかったら、すべてがうまくいかないんだから」、って。面白いなあ~。

 今回は、その面白い脳科学の中でも、ほんの少しだけ異端児みたいに言われている中野信子先生を紹介します。

 集中するなだって。この言い回しが面白いんですよね~。「絶対に集中が必要だけど、集中しろ、集中しろって言われてあなたはそれができる?」だって、「脳は集中が嫌いなんだもん」

と、きたもんだ(爆笑)。この人面白いなあ。三回ぐらいに分けて紹介します。
中野信曰く
「天才科学者から一流スポーツ選手、有名作家、そして、生粋の趣味人まで。これらの人々には、ある境した高い能力が備わっています。それが『集中力』

 何かの分野で大きな成果を出した人は、集中力があることが前提条件であり、また、それをどこまで高められるかがものといってくるのではないでしょうか。

 私たちの多くがこう思います。自分もあんなふうに集中出来たらなあ、と。

 ところが人間の腦の構造上、集中しにくいようになっています。だから、ただ「集中するぞ!」と思うだけでは、なかなか集中のスイッチには入りません。しかもやっかいなことに、集中しなければと、思えば思うほど、かえって気が散るような仕組みになっている。

 でも、そんな脳の特性を知り、そこから割り出した、ちょっとしたコツを実行するだけで、誰でも集中のスイッチを入れられるのです。」

 さてさて、この小悪魔のような中野信子先生は、どんな導きをしてくれるのでしょう。明日も書きますね。

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このページは、宝徳 健が2020年11月 6日 14:21に書いたブログ記事です。

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