一万回同じことを言え

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   久しぶりに、敬愛する故宇佐美史郎氏のことを書きたいと思います。宇佐美のSSは、それぞれ個性があるのですが、ある部分ではきちっと意識が統一されてい ます。当時3000人からいる社員にどうやってこの意識統一をするかを宇佐美氏に尋ねたことがありました。
 この内容以前書いたかな???
  

「おやじさん、人に言うこと聞かせるのは、どうやったらいいんですか?」なんて、バ カな質問をしたんでしょうか、私は。でも、ちゃんと答えてくれました。一言だけ「一万回同じことを言え」。 これ以上のマネジメント研修はないでしょう。 氏は非常にわかりやすいのです。考えてみると人間とか経営とかはとての単純なものなのに、行っている私たちがそれをわざわざ複雑にするから、うまくいかな くなるのですね。

おやじさんのその後の言葉は、「宝徳なぁ、1万遍言えるやつもいないけど、聞けるやつもおらんぞ」「だいたい50回くらい言ったら聞きよるわ」「だ けどなぁ、たいていの場合、5回くらい言ったら、もうあきらめよる。それで、「言ったのに言うこと聞かない」とか、部下にしても、「お願いしたのにやって くれない」と言いよる」「1万遍言う気持ちが自分にあったら大丈夫だ」

 なんという真理でしょうか? 心理学である論理療法の中に、ABC理論というものがあります。Aという物理的な事象が起きてBというその人個人の 受け止め方があるから、Cというその人の感情が生まれるとうものです。これを当てはめてみると、

通常の人「A:指示した・お願いした・言った」「B:人は中々言うことを聞いてくれない」「C:何回言ってもだめだ」 となります。

宇佐美氏「A:指示した・お願いした・言った」「B:人は、何度も言えば必ず動きよる」
「C:1万回言えばいいから、何度でも言おう」となります。

宇佐美氏はもちろん心理学などご存知ではありません。人生の体感を通じて真理を身につけていかれたのですね。素晴らしいことです。いつになったら、 氏の後姿をとらえることができるのやら。今日も精進精進。

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このページは、宝徳 健が2006年6月 1日 09:43に書いたブログ記事です。

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