本の言葉と自分の生き方を検証する

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   稲盛和夫氏の「生き方」。読み込めば読み込むほど自分の小ささがわかります。このブログで偉そうなことを書くこと自体が恥ずかしくなります。でも、自分を検証するために書きます。以前にも書きましたが、呂新吾の「呻吟語」の中に書かれている言葉「深沈厚重なるは、これ第一等の資質、磊落豪勇なるは、これ第二等の資質、聡明弁才なるは、これ第三等の資質」。つまり、順番に人格、勇気、能力です。
 以前、私がサラリーマンだった頃、入社6年目に本社に配属になりました。そこで思ったのは、「なんと頭の良い人が揃った部署なのだろう」でした。
   でも、仕事において、支店の悪口が多かったのです。私も自然とそうなっていました。そして、聡明弁才のみを追い求めていたと思います。
 この本の中に、西郷隆盛の言葉が紹介されています。「徳高き者には高い位を、功績多き者には報償を」。今の日本は、功績多きものに、地位も報償もいっているのでしょう。

 今日の最後に素敵な言葉を紹介しておきます。これも前に書きました。そのときは、この本ではなく、何かの書き物と出合って書きました。その言葉とは「ノーブレス・オブリージュ」。
 中国の古典にも「偽」「私」「放」「奢」、この四つのわずらいから離れた生き方が大切だと述べられています。偽り、私心、わがまま、おごり、これがあってはいけない。そうした高潔な生き方のことを、ノーブレス・オブリージュといいます。

 あ~あ、まだまだ、修行だ。

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このページは、宝徳 健が2007年5月31日 05:24に書いたブログ記事です。

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