どの本よりもわかりやすい千夜一夜物語

| コメント(0) | トラックバック(0)
  前回は、アジブ乗った船がが磁石島に衝突したところまででした。
 アジブは気絶しました。気づいた時には、自分ひとりでした。助かったのはアジブだけだったのです。
  島の山頂に向かって上り詰めると、また、意識が朦朧としてきました。するとしばらくたってから、厳かな声がアジブの朦朧とした意識に聞こえてきました。

「アジブ。目覚めて足もとを掘れ。青銅の弓と三本の鉛の矢があるはずだ。その弓矢で、山頂の騎士を撃て。騎士は海に落ちて、馬はお前の足元に倒れる だろう。馬を足元の穴に埋めよ。やがて大波が山頂を洗い、波の間より一艘の小舟があらわれる。お前はその船に乗り、こぎ手が漕ぐままにして乗っていればよ い。そうすれば、お前は故国に帰ることができる。だが、忘れるな。アラーの名を唱えてはならない。もし、唱えたら、お前は再び海に漂うことになる」
 
 アジブはいわれたとおりしました。ことはそのように運びました。
 でも、故国が見えたとき、思わず・・・

(息子が小さい頃、夜寝る時にこの話をしてげました。すると、ここまで話したとき「アジブ!アラーっていっちゃダメ!」と叫びました。かわいかったな~。でも、夜のお話をすると、楽しさで興奮してなかなか寝ずに困りました。)

 思わずアラーを唱えたからたまりません。アジブは大波に襲われて転覆し、漂流のすえ、見知らぬ岸に打ち上げられました。


 さあ、これからが面白くなります。次回をお楽しみに。

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://www.soepark.jp/mot/mt/mt-tb.cgi/3250

コメントする

月別 アーカイブ

Powered by Movable Type 4.261

このブログ記事について

このページは、宝徳 健が2008年1月19日 09:06に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「「論語」一日一言」です。

次のブログ記事は「2月の社員への手紙」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。