和歌

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 昨日、電車での移動が多かったので本をたくさん読んでいたら、素敵な和歌にこれまたたくさん出会いました。よーし、それを明日ブログに書くぞーって思っていました。今朝、万葉集を読んでいました。これまた、これまた、私のとっても好きな和歌が出てきました。う~ん、どっちを書こうかなぁ。万葉集にしよう。

 石走る(いわばしる) 垂水(たるみ)の上の さわらびの 萌え出づる春に なりにけるかも

 志貴皇子(しきのみこ)の歌です。
「岩場を激しく流れる滝のほとりの早蕨(さわらび)が萌え出す春に、ああなったということだなあ」という意味です。なぜか、この歌が高校生のときから好きです。たった蕨をみただけで、こんな歌が詠えるのですね。昔の日本人の情緒はすごい。私たちは、東洋人、日本人なのに、戦後の教育はたった二百数十年しか歴史をもたない、情緒のかけらもないあの米国に押し付けられ、西洋のことばかり勉強しています。物事の考え方、捕え方、情緒は、東洋人の方がその中でも日本人の方が、絶対に進んでいます。もう少し、東洋のこと、日本のことを勉強しましょう。

 志貴皇子は天智天皇の子供です。皇后、皇子、皇女の歌を「御歌」、天皇の歌「御製歌(おおみうた)」といいます。

 では、拙首です。

 いつも観る 丹後の山に み雪積もり 歴史とともに その深さ観る

 時間が出来たら、丹後の元伊勢神社の近辺をたんさくしたくてたまりません。天橋立にある元伊勢ではありません。福知山から宮津まで、近畿丹後鉄道に乗って車窓から景色を眺めると、元伊勢神社が出てきます。ここの神々が伊勢の伊勢神宮に移ったとされています。行きたいな~。

 関連HPのアドレスを掲載しておきます。

http://inoues.net/tango/motoise_shrine.html

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このページは、宝徳 健が2010年2月 6日 07:32に書いたブログ記事です。

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