上顎と下顎(9月28日の日誌)

| コメント(2) | トラックバック(0)

 この日誌は右のカテゴリー「ひよこクラブ」に格納されています。

 昨日は、かけずにすみません。携帯と携帯メールは届くところだったのですが、携帯パソコンにつないでいるネットがつながらない山奥でした。

 これだけ、日本の周りの環境が騒がしくなると、保守本流の私としては、ブログに書きたいネタはいくらでもありますが、今日は、「一隅を照らす」「脚下照顧」で行きます。

 一昨日、昨日とWさんの合宿でした。来年度の計画を作りました。毎年やっています。五回目です。

 とっても素晴らしい合宿でした。感動の涙・涙の合宿。Wさんが泣いたのはじめてみました(Wさん、ごめんなさい)。とっても素敵な涙でした。何人も泣きました。詳しいことは、次回の士魂商才で紹介します。このブログに、Wさんが書いた感動の手紙を載せようと思いましたが、怒られそうなのでやめときます(笑)。

 これまで四回の合宿は、売上を上げるために「何をやるか」という内容でした。これは、一度は通る必要がある道なのですが、四回は多い。私のミスリードです(合宿以外のコンサルを実施していなかったということもありましたが)。

 でも、こういう「何をやるか」というリクエストが多いんですね。「すぐに結果が出したい」「具体的にやることを教えてほしい」。確かに正解です。情報・ノウハウ・技術・マーケティング等はとても大切な経営技術です。不可欠なものです。でも、これらは下顎なのです(上顎が整っている会社は別です。すぐに下顎強化に取り組んでください)。

 人間が物を食べるときのことを考えてください。上顎も下顎もどっちも大切です。動くのは下顎です。当たり前です。上顎は動きません。当たり前です。

 経営で言うと、経営者・上司・リーダーというのが上顎です。下顎は、部下・情報・ノウハウ・技術・マーケティングです。つまり、いくら良い部下、情報、ノウハウ、技術、マーケティング等の「売上を上げるためにやること」がたくさんそろっても、「経営者と社員がしっかりと気持ちで結ばれている」「会社とお客様への約束をきちんと果たせている」「会社が社員との約束をきちんと果たせている」という、その会社が「どうあるべきか(べきはあまり好きではありませんが適当な表現がないので)」という上顎がしっかりしていないと、噛めないのです。食べられないのです。 食べられたとしても、ちょっと、硬い物だともうだめです。

 きちんと経営者が、会社の進むべき方向性を定め、どんな障害があろうとも、その意志を貫き通している。戦うときは戦う、引くときは引く。上顎作りが大切です。

 お客様と社員の関係もそうです。社員がしっかりと上顎になって、お客様を受け止めてあげることが大切です。それをしないでいると、どんなによいお客様がいらっしゃっても、と一緒に価値観を食べることができません。会社・お店のコンセプトに基づいて、お客様と何を約束しているかという上顎としての社員の育成が必要です。最高の経営ステージになると、上顎になってくれるお客様までが出てきます。

 上顎とは、「人間学(本学)」です。「to be good」です。  下顎とは「時務学(末学)」です。「to do good」です。戦後、日本は教育を誤り、本学である上顎を葬り去ってしまいました。売上を上げたくなると、安易に、下顎を求めてしまいます。その下顎がうまくいかないと、下顎の責任にします。

 今回のWさんの合宿は、まずWさんがしっかりと上顎になりました。それを社員が強く感じ取り、自分たちも、お客様や仲間に対して、上顎になる「約束」をお店・個人単位で決めました。先ほど、Wさんが感動の涙を流したことを書きましたが、実は、私も、Wさんの手紙を読んで、たまりませんでした。泣きました。

 Wさん、やっとここまで来ましたね。 さてと、こうなったからには、上顎も下顎も手を抜きませんよ!今回は、コンサルサポートもはじめますから。社員まで上顎になりました。どんどんいろんなことを提供するから、どんどん噛みましょうね。食べましょうね。栄養にしましょうね。みんなで一緒に成長しましょうね。また一緒に泣きましょうね。感動の涙を流しましょう。感謝合掌。

【昨日の行動検証】
朝ご飯:合宿所のご飯 パンと手作り惣菜。おいしい。
昼ご飯:マーボー丼
夜ご飯:さんま、味噌汁、納豆、もずく、きんぴらごぼう、野菜サラダ(家で食べました)

 この合宿所の料理素晴らしい。通いのおばちゃんが、一生懸命作ってくれるのです。昨日の晩御飯はすき焼き。野菜がとってもおいしい。おばちゃんに聞いたら、自分で作っているのを虫をとりながら持ってくるのでそうです。今日の昼間の味噌汁に入っていた南京も最高においしかった。食事別の宿泊料400円ですって(笑)。

 脱線してごめんなさい。昨日の晩御飯時のWさんとおばちゃんの会話。

W「ビールって注文できるんですか?」

お「なんやぁ、前もって言っといてくれたら用意したのに~」

W「七味唐辛子あります?」

お「なんやぁ、前もって言っといてくれたら用意したのに~」

W「つまようじあります?」

お「なんやぁ、前もって言っといてくれたら用意したのに~」

(そして、今日の朝 おばちゃんはWさんのことを先生と呼びます)

お「ほ~ら、先生、七味唐辛子持ってきたで~、ここおいとくからなぁ」

W「すみません、ありがとうございます」

お「ほ~ら、先生、つまようじ持ってきたで~、ここおいとくからなぁ」

 なんともまあ、かわいいおばちゃんでした。七十歳過ぎ?

Ⅰ  【行動検証】
 Wさん合宿→家

1. ルーティン 一昨日5個、昨日15個(353/448 78.8%)       
①私は毎朝、自分及び関わる人、会社を、自分の状態と捉え浄化良いことも悪いことも)、過去形で望みを言い、その後お礼を言います。
②私は毎朝、家族を浄化し、過去形で望みを言い、その後お礼を言います。
③私は毎朝、社員及び会社を浄化し、過去形で望みを言い、その後お礼を言います。
④私は毎朝、般若心経・大祓詞・教育勅語を唱和します。
⑤私は毎朝、心構え試験 中級論語編の一章を暗唱します。
⑥私は毎朝、大学を一文ずつ暗唱していきます。
⑦私は毎朝、筆ペン習字、将棋の問題一問をやります。
⑧私は毎朝、神棚を拝礼し皇居と宗像大社を遥拝します。
⑨私は毎日、手紙を1通以上出します。
⑩私は毎日、ブログを1通以上3通以内書きます。
⑪私は毎日、後片付けの時間を10分以上とります。
⑫私は毎日、勉強を10分以上します。
⑬私は毎日、読書を 10分以上します。
⑭私は毎日、その日の仕事の次回方針を立ててから寝ます。
⑮私は毎日、和歌を一首つくります。
⑯私は毎朝、手帳を見てその日をイメージします。

2.期日目標(536/732 73.2%) 
 昨日は特にありませんでした。 

3. 年間行動目標  (今年はあと94日) 計算間違いしていました
①読書 目標200冊  現158冊 残り42冊   
② 手紙 目標5000通 現在1187通 残り3813通(40.6通/日)

Ⅱ 昨日の自分のベスト10       
①Wさんの感動の手紙
②Wさんの合宿でみんなが素晴らしい約束がを作ってくれた
③Wさんのみんなが、きちんと仲間と支えあいながら伝えてくれたこと
④Wさんのみんなが、きちんとWさんと相対したこと
⑤Wさんのみんなが、きちんとお客様と向き合ってくれたこと
⑥Wさんが家まで送ってくれたこと
⑦MGRさんが電話をくれたこと
⑧SGMさんがメールをくれたこと
⑨仕事を良くサポートしてくれること
⑩息子が経済学(現代社会?)のテストを見せて正解を教えてくれといって、全部わかった(よかった)

Ⅲ 昨日5回笑ったこと       
①Wさんの合宿でみんなと
②Wさんの合宿でWさんと
③息子とたくさん
④MGRさんと電話で
⑤Wさんが録画していた変なTVドラマをみながら・・・結末どうなったんだろう

Ⅳ 昨日5回感動したこと       
①Wさんの手紙
②Wさんのみんなのお客様への約束
③Wさんのみんなの仲間への約束
④Wさんのみんなの仲間と自分への手紙
⑤Wさんのみんなの会社への約束

Ⅴ昨日感謝したこと       
①Wさん及びWさんのみんなへ
②Wさんに家まで送っていただいた
③仕事を良くサポートしてくれる
④息子がたくさん話してくれた
⑤久しぶりに高校生のテスト問題を解いた

【今日の私】

Ⅰ 生きるテーマ
 浄化することにより、慎独、事上磨錬という生き方を実践しつづける

Ⅱ 今日の行動予定       
0400 起床
0400-0450 準備       
0450-0545 移動 大阪事務所へ 電車の中で新聞を読む
0545-0615 朝食
0615-0800 ルーティン
0800--1000 Rさん、IKさん助成金対応
1000-1500  IKさん準備
1500-1700 10月リーチング
1700-1800 明日以降週末の準備
1800-1900 移動 家へ
1900-2000 食事&風呂
2000- 手紙、読書、残りのルーティン、残った仕事     就寝時間? 知らん!
「ありがとう。ごめんなさい、許してください、愛しています(ホ・オポノポノ)」

Ⅲ  期日目標    
 4個

Ⅳ  年間行動目標 今日目標
①読書 目標200冊  現在159冊 今日1冊  
②手紙 目標5000通 現在1123通  今日10通

※ 読んだ本 スカートの風邪(呉 善花 (お そんふあ 角川文庫)」 「続スカートの風邪(呉 善花(お そんふあ 角川文庫)」 「感動を与えて逝った12人の物語 大津秀一著 致知出版社」 「小さな人生論④ 藤尾秀昭 致知出版社」 「人生に生かす易経 竹村 亜希子 致知出版社」 「民主党政権で中小企業はこう変わる 八木 宏之 サンマーク出版」 「FPジャーナル 日本FP協会」 「財務諸表論」 「新スカートの風邪(呉 善花(お そんふあ 角川文庫)」 「ハガキ道 坂田道信 PHP」 「ハガキ道に生きる 坂田道信 致知出版社」 「孝経 人生をひらく心得 伊與田覚 致知出版社」  「月間致知2月号」「日本を弑(し)いする人々 PHP」 「企業診断ニュース 中小企業診断協会」 「月間出光」 「ピンクの紙の夢実現術」 「100%幸せな1%の人々」 「歎異抄入門」 「正法眼蔵入門」 「法華経入門」 「武士道 三笠書房」 「武士道」 「正信愒を読む」 「本当の日本の歴史教科書」 「密教入門」 「経営が苦しいときの給料の払い方」 「ほう、法華経」 「企業診断ニュース2月号 中小企業診断協会」「ファンナンシャルプラニング2月号」 「月間致知三月号」 「よくわかる 三蔵法師」 「新会社法の定款モデル」 「心経百話」 「日韓愛の幻想 呉善花」 「日本の歴史⑦戦後篇」 「ひなちゃんの歳時記」 「心に響く小さな5つの物語」 「学校の先生が国を滅ぼす」 「豊かに生きる人の能力の生かし方」 「玄鳥 藤沢周平」 「小さな人生論①~④」 「自分」から自由になる沈黙入門」 「ウォーキングの本」 「心に響く小さな5つの物語 致知出版社」 「安岡正篤ノート 北尾吉孝著 致知出版社」 「脳は論語が好きだった 篠浦伸禎著 致知出版社」 「脳は論語が好きだった 篠浦伸禎著 致知出版社」 「貞観政要のリーダー学」 「いま、なぜ武士道なのか 青木照夫 ウェッジ文庫」 「コピー用紙の裏は使うな!」 「生きよう今日も喜んで 平澤興語録 致知出版社」 「会社法務A2Z 3 月号」 「人生に生かす易経」 「FPジャーナル4月号」 「すごい仕事力」「十三歳からの人間学」 「月間致知四月号」 「ゆうき君の夢」 「コピー用紙の裏は使うな(二回目)」 「コスト削減の見える化」 「最強のコスト削減」 「対人関係力を高めるEQノート」 「宇宙は今日も私を愛してくれる 山元加津子」 「人生の歩き方 塩沼亮潤」 「臆病者の経済学」 「会社法務A2Z四月号」 「荘子の二十四の寓話」 「新会社法の定款モデル」「会社法を活かす経営」「会社法実務ガイドブック」 「月間致知5月号」 「FPジャーナル5月号」 「労務管理の大誤解 48」 「アメリカ、中国、そして日本経済はこうなる」 「お客様と共に最高の歓びを創る ANAが目指すCS 生産性出版」  「昭和の大戦への道 WAC」 「信念を貫く 松井秀樹」 「小沢君 水沢へ帰りたまえ 江藤淳 産経新聞出版」 「リーダーの人間力 ヘンリー・クラウド JMAM」 「太平洋戦争は無謀な戦争だったか ジェームズ・BW WAC」 「本物に学ぶ生き方 小野晋也 致知出版社」 「戦う自分をつくる13の成功事例 三笠書房」 「赤い月(上) なかにし礼 新潮社」「FPジャーナル6月号」 「13歳からの人間学 石川洋 致知出版社」 「赤い月(下) なかにし礼 新潮社」「流れる星は生きている 藤原てい 中央公論」 「中国・韓国が死んでも書かない近現代史 黄文雄 徳間文庫」 「自己カウンセリングとアサーションのすすめ 平木典子 金子書房」「戦争を知らない人のための靖国問題 上坂冬子 文芸春秋」 「ホントにあった職場のトラブル」 「運命の足音 五木寛之」 「南総里見八犬伝」「陽明学100の言葉」 「タックスプラニング」 「世界一やさしい問題解決の授業」 「日本の歴史⑤ 世界に躍り出た日本 渡部昇一著」「希望の国日本 小林よしのり著」 「月間致知7月号」「経営法務A2Z 7月号」 「ウニヒピリ イハレアカレ・ヒューレン著」「正論7月号」 「もし高校野球の女子マネジャーがドラッガーの『マネジメント』を読んだら 岩崎夏海著」「豊に成功するホ・オポノポノ イハレアカレ・ヒューレン著」  「子供がよろこぶ論語」 「銀行対策の本2冊」 「プロカウンセラーの聞く技術」 「ホ・オポノポノ」「戦国策」 「FPジャーナル7月号」 「私は日本を守りたい 稲田朋美著」「ホ・オポノポノの真実」 「きっとよくなる 本田健著「FPジャーナル6月号」「FPジャーナル8月号」 「9つの性格 鈴木秀子著」 「月間致知8月号」 「きっと、よくなる② 本田健」 「大東亜戦争の真実」 「夢をかなえる心の法則 上原春男著 致知出版社」 「成功の宇宙法則 古村豊治著 致知出版社」 「経営法務A2Z 6月号」「経営法務A2Z 8月号」 「100円商店街の魔法 齋藤一成著 商業界」 「勝利は10%から積み上げる 張栩著 朝日新聞出版」 「グッドラック ポプラ社」「寝床で読む論語 山田史生著 ちくま新書」「こころのクセを変えるコツ 姫野友美著 大和出版」 「五人の所長たち 山本経営研究所」 「月間致知9月号」 「My Birthday Book」 「カウンセリングの技法 國分康孝著 誠信書房」「わが人生に刻む30の言葉 牛尾治朗 致知出版社」 「日本の歴史④ 江戸編 渡部昇一 WAC」「靖国のことを語ろう 小野田寛郎 WAC」「自分をまげない勇気と信念のことば 曽野綾子 WAC」 「いま、なぜ武士道なのか 青木照夫 ウェッジ文庫」「君よわが妻よ 父石田光治少尉の手紙 石原典子 文芸春秋」 「日本で一番大切にしたい会社 坂本光司 あさ出版」(二回目) 「幹部の器量 谷沢永一 渡部昇一 致知出版社」 「男達の詩 牛尾治朗著 致知出版社」「井深大の心の教育 井深大著 ゴマブックス」「病気にならない生活のすすめ 渡部昇一 石原結實 PHP文庫」 「カール・ロジャーズ入門 自分が"自分"になるということ 諸富祥彦著 コスモ・ライブラリー」 「月間致知 10月号」 「ローマ人の物語 上 1 塩野七生 新潮文庫」「素晴らしかった日本の先生とその教育 楊應吟著 桜の花出版」「呻吟語を読む 安岡正篤著」「王陽明 安岡正篤著」 「喜ばれる 小林静観」「日本人ほど個性と創造力の豊かな国民はいない 呉善花 PHP」 「感奮語録 行徳哲男 致知出版社」 「人間の生き方 安岡正篤著 黎明書房」 「ローマ人の物語 ローマは一日日手成らず 下 2 塩野七生 新潮文庫」 現在 158冊

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://www.soepark.jp/mot/mt/mt-tb.cgi/1692

コメント(2)

宝徳さん 本当に有り難うございました。 今回の合宿は、数字だけじゃなく なんか、すっきりした合宿になりました、私も、スタッフの前で始めて流した涙でした!
それだけ、感動物でした!!有り難うございました。

 和性さん、コメント感謝します。ほんとうによかったですね。この一体感を大切にしましょう。今後が楽しみです。

コメントする

月別 アーカイブ

Powered by Movable Type 4.261

このブログ記事について

このページは、宝徳 健が2010年9月29日 00:19に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「カウンセリングの技法」です。

次のブログ記事は「おわび」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。