カウンセリングの技法

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 このシリーズは右のカテゴリー「心理学」に格納されています。
 カウンセリングには三段階がありました。

①リレーションをつくる
②問題の核心をつかむ
③適切な処置をする

 リレーションを作るために「受容と支持」が必要でした。問題の核心をつかむために「繰り返し」「明確化」「質問」を勉強しました。

 今は、③適切な「処置」の中の「コンサルテーション」を勉強しています。コンサルテーションには①情報提供と②アドバイスがありました。前回からアドバイスに入っています。

 

※これは株式会社経営戦略室 宝徳 健のブログです。

 最近の企業現場を見ていても、とっても優秀なのに精神的に非常にひよわな人をたくさんみます。また、何か事件があるとすぐにマスコミが「精神的なケアを」と言います。

 では、明治維新のとき、日本人は、精神的なケアが必要だったでしょうか? 日清・日露戦争の後に精神的なケアが必要だったでしょうか? 大東亜戦争敗戦の恥辱の後に、何か精神的ケアが必要だったでしょうか? すべて甘えなのです。 貧しい貧しい国を、みんなが力を合わせて成果を分け合って、成り立たせてきた日本国に、アングロサクソンの思想が入って、がたがたになりました。

 日本には、修身という学校教育がありました。国が準備しなくても民間で寺子屋教育を作る力がありました。寺子屋教育では古典を教えていました。

 だから、気持ちが強かったのです。

 国際化社会への対応で、小学校から英語教育を・・・。もう、信じられません。こんな弱い精神の人間共が、言葉だけ覚えて、生き馬の目を抜くような国際社会に入っていけるわけがありません。逆に、言葉を覚える分、相手にいいようにやられるでしょう。ホームステイ? 否定はしませんが、行って何をするの? 日本の国を知らないのに。

 今、企業現場は、戦後の誤った教育を受けた人間の集まりになっているのです。いくら私が理想論を掲げて、「おまえら弱い(自分も含めて)」と言っても、もう、65年間の誤った教育が身についているので、理解されません。

 誤解を恐れずにいいますと、全員病気なのです。だから、カウンセリングが必要です。これを読んだ方は、怒ると思います。でも、そう考えないと、企業現場が強くならないことも事実です。特に中小零細企業では・・・。お前はどうなんだ?ですって? もちろん、私も病気です。だから、こんなにしつこくブログを書いています。

 蛇足ばかりですみません。アドバイスの続きでしたね。前回は、アドバイスをするときの基本的考え方でした。今回は具体的な手法です。

 基本的には、何かを教えようとするスタンスはカウンセリングの場合には、たとえアドバイスであっても、避けることが得策です。

 一緒に漂う。結論を出そうとあせればあせるほど、どつぼにはまります。

 えっ? そんなんじゃあ、結果が出ないって? どうぞ、その考えを続けてください。今と同じ結果になりますから。永遠に。

 一緒に漂ってあげてください。こういう気持ちがないと、自分のアドバイスの手駒が全部なくなったしまったら、次のやりようがありません。そして、怒り爆発。意味のない指示命令に終始します。

  クライエントには、「こうしたらいい、ああしたらいい」程度では解けない情緒的問題がとっても多いのです。アドバイスにおいても、大切なのはカウンセリングの基本「リレーション」です。

 例えば、子供。親は一緒に漂っていますか? 「ああせい、こうせい」と言って、子供が言うことを聞かない。それで、さらに「ああせい、こうせい」。 で、最後は怒る。子供は何を怒られているかわかりません。そして、自分も親になったらそういう怒り方をします。昔の親も理不尽でした。でも、それは、貧しかったから、そうせざるを得なかったのです。でも、怒るだけでなく、一緒に漂ってくれていました。

 さて、アドバイスの二番目。クライエントが遠慮なく断れるようにものを言うということです。私のような職業で、よく失敗するケースがあります。

 「じゃあ、こうしましょうか」と断定的に私が言うと、相手は「・・・・・・」となります。私としては十分話を聞いてアドバイスをしたつもりなのですが、しょせん、それは私の考え方でしかありません。相手は、断ると失礼だし、でも、自分はそんなことは望んでいないし・・・。望んでいても、そこまでは・・・・。ということはしょっちゅうです。

 特に、問題のある人は、断ると、私の全人格を否定するのではないかという恐怖感にとらわれます。それは、逆に、自分が否定されているのではないかということにつながります。

 「これは、どうですかね」とか「こんな考え方はどう思います」とか・・・。とにかく、アドバイスするときは、相手に悟られないようにしながら、自分の内なるパワーを最大限にする必要があります。

 さて、アドバイスの三番目。それは、提案した案を実行に移す場合に、起こりうる問題点を予告することです。つまり、数日前ここで述べたレディネスを作ってもらうことです。

 カウンセリングということで、手法を述べています。私自身もプロのカウンセラーではありません。でも、一番の親友にこういわれたことがあります。「お前は、自分を積み上げて積み上げて積み上げて、損をずいぶんしながら、やっと人の信用を得る生方をしているくせに、なぜ、すぐにそうやって人を信じるんだ」と。

 だって、人が大好きなんですもの。だますよりだまされた方がいいから。カウンセリングを、「なぜ、そんなに人に迎合しなければならないのか」と考えているうちはやめた方がいいと思います。義務感ではカウンセリングはできないからです。

 精神分析学では、クライエントに問題の焦点がありますが、経営学上は、カウンセラーの努力に焦点が当てられるのではないかと私は思います。 

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このページは、宝徳 健が2010年10月29日 00:40に書いたブログ記事です。

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