カウンセリングの技法

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 カウンセリングには三段階がありました。

①リレーションをつくる
②問題の核心をつかむ
③適切な処置をする  リレーションを作るために「受容と支持」が必要でした。問題の核心をつかむために「繰り返し」「明確化」「質問」を勉強しました。適切な処理をするために、情報提供とアドバイスがありました。これがカウンセリング体系です。

 面接中期の留意点の中の感情移転を解説しています。クライエントが示す感情転移の内容で多いのは、①依存性(甘え)、②愛の感情、③アンビバレンスです。それをひとつずつ解説します。

 本日は、愛の感情です。
 感情移転の第二は、愛情を向けてくる場合です。「先生が好きだ」「先生も私を愛しているか」「先生と人間的・個人的つながりをもちたい」という一種の恋愛感情に近いものがその例です。また、同姓同士では友人関係、親子関係、同胞関係に類似の感情を向ける場合があります。

 これは、依存と同じで、すべてが解釈され脱却されなければならないものではありません。カウンセラーは、来談者に愛の感情を向けられたからといって、急いでそれをふり払わねばならないということではありません。度合いの問題です。愛の感情移転が、クライエントの成長のプラスになる限り、それは問題ではないと思われます。量が多すぎると問題になります。

 好ましいのは、、対象愛が本来向くべきところに向くようになることです。成長のひとつのプロセスとして、カウンセラーとの間に対象愛を味わうことは望ましいのですが、いつまでもカウンセラーに定着しているのは成長が止まることを意味しています。成長が止まるということは、①自分が本来愛していない人を愛しているという錯覚に生きている。すなわち、現実と空想の識別が不十分。②愛の対象が拡大しない。すなわち、カウンセラーとの人間関係に逃避してそこから脱け出さないということになります。

 このような感情移転は、解釈して、クライエントに自分の行動が思い込みであることに気づかせることが大切です。

 クライエントはいろいろ反論してきます。でも、ポイントは、個人的関係を持つことに、今は乗り気ではないということを、来談者に拒否感を与えないように伝えることです。

 多くは、これは揉め事にはならず、カウンセリング終了後、何か遠い思い出のような感じになるようです。

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このページは、宝徳 健が2010年12月20日 00:07に書いたブログ記事です。

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