菜根譚

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 新シリーズです。右のカテゴリー「古典」に格納されています。

 ちょっと息抜き~。私たちの仕事は、あれこれ考えるので、とっても時間がかかります。よく「徹夜なんてしないで、さっさとやってしまえばいいじゃない」と言われます。処理したり、作成したりするだけならいいのですが、創るまでにあれこれあれこれ構想を練ってしまいます。だから、ただ作ったり処理したりするだけではありません。もっとも、私は、ただ作成したり、ただ処理したりする仕事がものすごくへたくそです(笑)。ほんと笑い事じゃないけど、あきれてしまいます。

 まあ、そんなこといいや。

 菜根譚ってとってもいいんですね~。論語や大学や孟子や陽明学は、腹に力が入るけれど、やりすぎると肩がこるし周りの人も窮屈になることがあります。老子や荘子は、怠け者になりがちです。私は、どちらかというと孔子系統よりも、老子や荘子が好きなんですが、元来怠け者の私なんかが老子や荘子にはまってしまうと、とんでもないことになってしまいます。

 そのちょうど間にあるぐらいのが、菜根譚です。中庸とでも言うのでしょうか。支那の明代の洪自誠という人が書いたものです。時々書きますので、まあ、気楽に眺めてください。

 今日のテーマは「凡庸に生きる」です。

「寧(むし)ろ渾噩(こんがく)を守って聡明を黜(しりぞ)け、些(いささ)かの正気を留めて天地に還せ。寧ろ紛華(ふんか)を謝して澹泊(たんぱく)に甘んじ、個の清名を遺して乾坤(けんこん)に在れ」

 人生を平穏に歩むには、利口ぶるよろみむしろ凡庸な方がいい。ただし、気概だけはもって天に恥じない生き方をしろ。贅沢は避けて、質素な生活を送れ。ただし、卑しくならずに、潔白な人だといわれるようにしたい。

 肩肘張らずに恥じることなく生きなさいということですね。今の私にぴったりの教えです。さて、仕事の続きします。

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このページは、宝徳 健が2011年4月29日 10:17に書いたブログ記事です。

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