BCP(事業継続計画)

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 さて、昨日、東日本大震災とBCPの関係を書くと申し上げましたが、その前に、もう少し、他の側面を考えて見ます。
 地震、津波想定における対策の方向性です。

 まずは、人命被害対策です。
 たとえば、これまでの津波対策では、ハード面が主体になってきました。高い防波堤の構築などです。でも、今回の東日本大震災で、それがものの見事に破壊されてしまいました。

 人命被害対策については、とにかく「避難」することです。釜石の奇跡はもうご存知だろうと思います。釜石では、学校教育で、とにかく、他人のことを気にせずに逃げろと教えていました。だから、上級生が逃げるとみんなが一斉に逃げ始め、被害が最小ですみました。

 釜石市の小学校の津波避難3原則を紹介します。

①想定にとらわれるな
②最善を尽くせ
③率先避難者たれ

 次に、災害等における、避難阻害要因について見てみます。

 人命対策は、個々人の考え方の違いや人の特性により長期的に継続して対応することが非常に困難です。次回から、以下の3つの避難阻害要因について考えます。

①人の特性
②個々人の考え方の違い
③過信、誤信

 普段から考えておく必要があるものばかりです。ぜひ、お読みください。

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このページは、宝徳 健が2011年10月24日 01:15に書いたブログ記事です。

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