折形 その4

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 JR東海のすてきな月刊誌「ひととき」。その中の記事をシリーズで紹介しています。この本は、すぐれものです。キオスクで買おう。
 折形には、茶道や華道と同じように、外来文化の和様化と武士の行動美学が反映されています。折り目の正しさを尊ぶ精神や矩形の和紙に一切刃物を入れない礼節と潔さ。ぎりぎりの、これ以上もこれ以下もないという、武士の生き方ですね。

 さらに、白い清浄な和紙を用い、穢れを嫌っている点も・・・。これは神道的な要素です。

 折形は、日本古来の神や民間信仰、仏教などさまざまな影響を受けながら、現在に伝承してきました。目立たないのですが、まさに日本文化を支えている大切なものです。目立たないのも日本らしい。日本は、本当に素敵な国ですね。

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 では、拙首です。

外国(とつくに)の 悪いもの捨て よいことを 取り入れ高める 大和の力

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このページは、宝徳 健が2012年4月16日 05:19に書いたブログ記事です。

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