桂三枝師匠

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 最近の日経はまた少し面白くなってきましたね。特に社説がいい(今日の社説は最低ですが)。

 それと、私の履歴書の桂三枝師匠がとても素敵です。
 
 師匠のあの人間性は、お若いころの体験に基づいていることがよくわかります。

 私は日経は、あまり買わないのですが、今月は、師匠の私の履歴書が読みたくてつい買ってしまいます。人間ってやっぱり素敵ですね。

 拙首です。

人に学び 生き方学び 生き方を 創るが吾 の唯一の夢

 万葉集を紹介しています。第一巻です。欽明天皇の頃です。

 霞立つ 長き春日(はるひ)の 暮れにける わづきも知らず むらきもの 心を痛み ぬえこ鳥

 うらなけ居れば 玉だすき かけのよろしく 遠つ神 我が大君の 行幸(いでまし)の 山越す風の

 ひとり居る 我衣手に 朝夕(あさよひ)に かへらひぬれば ますらをと 思へる我も 草枕

 旅にしあれば 思ひ遣る たづきを知らに 網の浦の 海人娘子(あまをとめ)らが 焼く塩の

 思ひそ焼くる 我が下心

「霞がかかる春の長い一日が、いつ暮れたのかわからないほど(むらきもの)心が苦しいので(ぬえこ鳥)、胸のなかで泣いていると、言葉だけでもうれしいことに、わが大君が、行幸なさっている。この山を越えて来る風がひとりでいる。私の袖に、朝な夕な、故郷の方へ吹きかえっていくので、偉丈夫だと思っている私も、旅先にあるので、憂いを晴らすすべもなくて、網の浦の海人の娘たちが焼く塩のように、苦しく焼け焦がれる。私の胸のうちは」

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このページは、宝徳 健が2012年5月11日 06:41に書いたブログ記事です。

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