算数の心(九月七日の日誌)

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 昨日、ある地方都市で、待ち合わせをしていました。少し時間があったので、本屋さんに入りました。この本屋さんは、なかなかのお店でした。
 最近、本屋さんに行く時間がないので、ネットショップで買うことがほとんどでした。久しぶりの本屋さんです。

 このすぐれ者の本屋さんに入ると、本がいっせいに「僕を買って」「私を買って」を叫び始めました。また宝徳がおかしなことを言い始めた(笑)と思われるかもしれませんが、本当なんです。

 棚を見ると、ほしい本ばかり、それでなくても、普段本を買いすぎて注意されているのに、こんな良い本屋さんにあと十分いたら、何冊買うか、自分が怖くなります。本たちが叫ぶ中「ごめんね、ごめんね、今日は持ち合わせがないんだ。今度ね」と語りかけました。 今度来たときに買いたい本をチェックして、外に出ようとしました。すると、右側から、強烈な無言の圧力を感じました。次に、ブラックホールより強いであろう引力が私をその本の方に引っ張っていきます。

 その本の名前は「夢中になる江戸の数学」です。内容はまたこのブログや士魂商才で紹介しますが、五百四円(税込み)のこの本のなんとすばらしいこと。

 江戸時代の日本の数学力はすさまじいものがあります。国家としての教育体系がない中、「寺子屋」という私塾で、数学を教えていました。私はこれまで寺子屋の「読み書き算盤」の「算盤」はただ、算盤を入れることだと思っていました。 恥ずかしい。私たちの先輩たちは、算盤を使って、平方根や立方根や、それ以上の高度な数学を、一般庶民がやっていたそうです。そして、一家に一冊「塵劫記(じんこうき)」という高度な数学の本があったそうです。

 私たちの祖先とはすさまじい能力を有していたのですね。明治維新後、日本人は欧米の学問を学ぶために留学しますが、数学だけは、学ぶことがほとんどなかったと聞きます。それと、くれぐれも算盤を文化から無くしたことが悔やまれます。

「算数の心に従うときは泰(やす)し、従わざるときは苦しむ」

 「算数の心~」。日本人らしいですね。「数」を「道」にしています。私たち現代日本人は、なぜ、こんなに退化してしまったのだろうか。残念です。

 私の夢(天命)のひとつに、寺子屋(大人も子供も)の開講があります。今の日本の教育に圧倒的に不足している、人間の基礎力づくり「読み・書き・算盤」を復活させる夢の完成に一歩近づくことができました。天がこの本と引き合わせてくれました。なんという素晴らしい日なのでしょうか。

読み書きて 数を道にし 日々励む 江戸の人々 われらの祖先

 また、今、ちょうど数学の本をたくさん読み始めたところでした。今回の本も含めて紹介しておきますね。

「夢中になる! 江戸の数学 桜井進著 集英社文庫 五百四円」
「超・超面白くて眠れなくなる数学 桜井進著 PHP 千三百六十五円(この本も江戸の数学を書いています)」
「大人のほうがてこずる算数 有田八州穂著 すばる舎 千四百七十円」


【九月七日の食事】

朝ごはん:パンと野菜ジュース
昼ごはん:焼きそば
夜ごはん:スーパーのお弁当

【ルーティン】
<自己の成長>
①私は毎朝、朝のおつとめをします(皇居遥拝、宗像大社遥拝、神棚拝礼)×5/7
②私は毎朝、3つの唱和をします(般若心経、教育勅語、大祓詞)×5/7

③私は毎朝、新しい暗唱を少しずつします(今は、大学と終戦の詔書を完璧に覚える)×4/7

<仕事の実現>

④私は毎日、新しいビジネスモデル構想を1つノートに書きだします(完成ではない)〇5/7
⑤私は毎日、未決管理表を詳細に読み込みます〇7/7
⑥私は毎日、全クライアントのことを3分以上考えます〇7/7
⑦私は毎日、5年間の夢、1年間の夢を3分以上眺めます〇7/7
⑧私は毎日、10分以上次の事業づくりの勉強をします〇5/7  
(39/48 90.7%) 

<7月にやること>
 手紙 150通以上 27通  
 読書 10冊以上 4冊
 新規提案 20社以上  1個 
 新ビジネスモデルづくり10個以上 0個 
 士魂商才九月号:
 
【毎週やること】
 次週計画・今週検証(毎週木曜日近辺にやります) 
九月六日:〇

【行動規範:八戒】
いつも最悪の事態を想定せよ
そして、今日一日の最良の行動をとれ
自分のことばかりしゃべるな(ブログでは勘弁ね)
自分以外の人に強い興味を持て(ただし、必要以上に期待をかけるな、過去の出来事のこだわるな)
自分の馬鹿加減を常に思い出せ
人から受けた恩は忘れるな
人へ施した恩はすぐに忘れろ
小さな仕事こそ丁寧にやれ

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このページは、宝徳 健が2012年9月 8日 06:33に書いたブログ記事です。

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