早離と即離(九月十四日の日誌)

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 早離と即離はなんと言ったかからでした。

 臨終に際して、弟の即離は、自分たち兄弟の薄命を嘆きます。黙って聞いていた兄の早離は弟をなだめて言いました。

「わたしもはじめは世の中を呪い、人を恨んだんだよ。でも、この離れ小島ではどうにもならない。ただ身をもって学んだことは、親に早く死に別れ、人にだまされることの悲しさと、飢えと疲れの苦しさだ。だから、次の世に生れてくるときは、この苦悩の体験を縁として、同じ悲運に泣く人たちを救ってゆこう。他をなぐさめることが、自分がなぐさめられる道理であることを、私たちは学んではないか」

 弟は、はじめて兄の言葉を理解すると、はればれとした顔となり、互いに抱き合って息絶えました。二人の顔にはしずかなる明るい微笑が浮かんでいました。兄の早離が、観世音菩薩、弟の即離が、勢至菩薩でした。「華厳経」に乗っている話です。

 弟は恨みと苦悩だけが人生のすべてのように思っていましたが、兄は苦悩を体験することで他者の苦悩まで理解できるようになりました。他に奉仕することが自分の救いであること、自分の不運を嘆くだけでは自分は永久に幸せになれないこと、他に奉仕してはじめて自分が浮き上がれるという道理が見えてきたと説いています。

 まだこの心境はよくわかりませんが、独立していろいろな体験をして、「苦しみを体験して、はじめて苦しみがわかる」という至極単純なことに気づきました。でも、まだできないことがあります。苦しいときほど、他の苦しみを理解し、自分が苦しくても、周囲の人によくすること、ともに明るく生きていくことです。 そういう自分を創造しないと、あれだけ苦しんだことが無駄になってしまいます。

 よく「あなたは仏教徒ですか?」と聞かれます。よくわかりませんが、仏教は、キリスト教やイスラム教と違って、自分以外の他者に救いを求めることはしません。だから、仏教は宗教ではありません(もちろん神道も宗教ではない)。仏教徒ですか? という質問は・・・。 「生きる」ということが好きな一人の人間と解釈してください。

【九月十四日の食事】

朝ごはん:コンビニのおにぎり弁当
昼ごはん:鉄板焼きそば
夜ごはん:和食

【ルーティン】
<自己の成長>
①私は毎朝、朝のおつとめをします(皇居遥拝、宗像大社遥拝、神棚拝礼)〇12/14
②私は毎朝、3つの唱和をします(般若心経、教育勅語、大祓詞)〇12/14

③私は毎朝、新しい暗唱を少しずつします(今は、大学と終戦の詔書を完璧に覚える)〇12/14

<仕事の実現>

④私は毎日、新しいビジネスモデル構想を1つノートに書きだします(完成ではない)×10/14
⑤私は毎日、未決管理表を詳細に読み込みます×13/14
⑥私は毎日、全クライアントのことを3分以上考えます〇14/14
⑦私は毎日、5年間の夢、1年間の夢を3分以上眺めます〇14/14
⑧私は毎日、10分以上次の事業づくりの勉強をします〇11/14  
(93/112 83.0%) 

<7月にやること>
 手紙 150通以上 32通  
 読書 10冊以上 9冊 来月から目標を15冊/月に変えます。10冊では物足りません。
 新規提案 20社以上  6個 
 新ビジネスモデルづくり10個以上 2個 
 士魂商才九月号:
 
【毎週やること】
 次週計画・今週検証(毎週木曜日近辺にやります) 
九月六日:〇

【行動規範:八戒】
いつも最悪の事態を想定せよ
そして、今日一日の最良の行動をとれ
自分のことばかりしゃべるな(ブログでは勘弁ね)
自分以外の人に強い興味を持て(ただし、必要以上に期待をかけるな、過去の出来事のこだわるな)
自分の馬鹿加減を常に思い出せ
人から受けた恩は忘れるな
人へ施した恩はすぐに忘れろ
小さな仕事こそ丁寧にやれ  

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このページは、宝徳 健が2012年9月15日 04:24に書いたブログ記事です。

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