文明の衝突(九月十六日の日誌)

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 以前にも書きましたが、ダーウィンの進化論は、白人に「白人優位&人種差別OK」のお墨付きを与えました。世界の不幸を生みました。日本人が大東亜戦争を戦わなかったら、日本がロシアに勝たなかったら、全世界は、未だに総アパルトヘイトでしょう。
 このダーゥインから始まる人種差別説に、真っ向から反論したのが、オスベルト・シュペングラーです。「西洋の没落」という書を著しました。欧米では大批判も起きました。その後を継いだのが、アーノルド・J・トインビーという二十世紀最大の歴史学者です。「歴史の研究」の著書で有名です。

 この流れは、サミュエル・ハンチントン、ウイィアム・H・マクニールに引き継がれます。ハンチントンの著書が「文明の衝突」、マクニールの著書が「世界史」です。

 マクニールの世界史もとてもすばらしい。文明の衝突は、グローバルという言葉を少しでも使う人には必読の書です。シュペングラーとトインビーの著書はまだ読んでいませんが。読む機会を早期に作ります。

 海外に仕事に行ったり、留学したりして、自国のことも何も知らないで英語という言語だけを覚えても何の役にも立ちません。私は英語を否定しているのではありません。必要な人は、勉強する必要があります。

 ただメディアの日本人は英語を話せる人間の率が少ないという戯言にだまされないでほしいだけです。アジアの他国が日本人よりも英語を学ぶのは、自国語がないがしろにされているから、英語でしか授業ができなくなっているからです。アジアの他国に人に、日本の大学では、日本語で講義が行われていると言ってみて下さい。びっくりしますから。

 もうひとつ、仕事や留学で英語を勉強しても、世界観が見えないと無意味です。それは別に他国に行かなくても養うことができます。そのためにシュペングラー→トインビー→ハンチントン→マクニールと続く世界観を紹介しておきます。今起きている世界の事件などを、立体的に「観じる」ことができます。逆にこれを知らないと、世界の趨勢はわからないのではないだろうか。

 この世界観は、単独で文明を構築した世界で唯一の国の日本人では書として著すことは難しいかもしれません。文明を衝突させていないからです。でも、世界で日本という国が生き残るためには読む必要があります。「文明の衝突」は、偉大なる著作です。

【九月十六日の食事】

朝ごはん:パン、野菜ジュース
昼ごはん:讃岐うどん
夜ごはん:ハンバーグ弁当

【ルーティン】
<自己の成長>
①私は毎朝、朝のおつとめをします(皇居遥拝、宗像大社遥拝、神棚拝礼)×13/16
②私は毎朝、3つの唱和をします(般若心経、教育勅語、大祓詞)×13/16

③私は毎朝、新しい暗唱を少しずつします(今は、大学と終戦の詔書を完璧に覚える)×13/16

<仕事の実現>

④私は毎日、新しいビジネスモデル構想を1つノートに書きだします(完成ではない)×10/16
⑤私は毎日、未決管理表を詳細に読み込みます×13/16
⑥私は毎日、全クライアントのことを3分以上考えます〇16/16
⑦私は毎日、5年間の夢、1年間の夢を3分以上眺めます〇16/16
⑧私は毎日、10分以上次の事業づくりの勉強をします〇13/16  
(101/128 78.9%) 

<7月にやること>
 手紙 150通以上 32通  
 読書 10冊以上 13冊 来月から目標を15冊/月に変えます。10冊では物足りません。
 新規提案 20社以上  6個 
 新ビジネスモデルづくり10個以上 2個 
 士魂商才九月号:
 
【毎週やること】
 次週計画・今週検証(毎週木曜日近辺にやります) 
九月六日:〇、九月十六日:〇

【行動規範:八戒】
いつも最悪の事態を想定せよ
そして、今日一日の最良の行動をとれ
自分のことばかりしゃべるな(ブログでは勘弁ね)
自分以外の人に強い興味を持て(ただし、必要以上に期待をかけるな、過去の出来事のこだわるな)
自分の馬鹿加減を常に思い出せ
人から受けた恩は忘れるな
人へ施した恩はすぐに忘れろ
小さな仕事こそ丁寧にやれ  

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宝徳さん

また宝徳さんのブログ記事を読んで、読みたい本が出てきてしまいました(笑)
どれもAmazonで入手できます。ただ「歴史の研究」はプレミア価格なのかとんでもない値段です。でも読んでみたいですねえ!

深田さん、いつもコメント感謝します。そうなんですよ~。文明の衝突、世界史はいいのですが、シュペングラーとトインビーの本(特にトインビー)は高いですよね~。いずれコレクションにぜひしたい本です。もっと働かないと・・・。文明の衝突は、訳している方も上手ですよ。世界史は内容はいいのですが、訳が少し・・・という感じです。本って面白いですね。まだお会いしたことがないのに、こうやって共通の会話ができます。感謝合掌。

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このブログ記事について

このページは、宝徳 健が2012年9月16日 21:06に書いたブログ記事です。

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