姫街道

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 まだ行っていないところがあります。ぜひ行ってみたいところがあります。日本国中にたくさん。

 その中の一つに、浜名湖の北を通る街道である「姫街道」があります。
 静岡県の袋井のちょっと先の見付宿から浜名湖の北を通り、愛知県の御油宿までの街道です。なぜこんなところに街道があるのかというと、東海道の方が歩くのは容易なのですが、関所の「女改め」が厳しいため、恥じらう姫様たちがそれを避けて北側の道を通ったみたいです。ちなみに、箱根の関所は美少年改めが厳しく、それを取り調べる女たちが美少年が通るのを楽しみにしていたみたいです。

 
 
 のーんびり歩きたいなあ。トコトコ、東海道の鈍行で浜松辺りまで行って、途中下車したりして楽しんで。時刻表を片手に。姫街道を歩いて、景色を楽しんだり、土地のものを食べたり、ひなびた旅館に泊まったり。

 いいな~。

 ITで時間を調べてもそんな旅の仕方は出てきません。私自身最近、ITで時刻を調べています。自分を恥じます。 ITって、本当に人間にとって良いものなのだろうか? いや、ITの責任ではありませんね。それを使う人間の責任です。

 ITが出てきて、人に迷惑をかけても平気な人間が激増しました。スマフォを操作しながら、ゆっくり電車を降りてくる馬鹿者どもも増えました。スマフォを操作しながら歩いて人に迷惑をかけても平気な人間も増えました。

 そんな人間たちは、時刻表という素晴らしいアナログを知らないで一生を終えることでしょう。かわいそうに。

 姫街道に行きたいなあ。

時刻表 片手に持って ゆく旅は 身によみがへる 時代の流れ 

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このページは、宝徳 健が2012年12月 1日 05:40に書いたブログ記事です。

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