メディアと官僚と政治家に騙されない経済学

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 アメリカ大統領の二期目は一期目とまったく違う為替政策をとります。。

 これまで二期目を迎えた大統領は(1947年以降)、アイゼンハワー、レーガン、クリントン、ブッシュジュニアです。アイゼンハワーのときは固定相場制度でしたから、レーガン意向を調べてみて下さい。
 レーガンの一期目はアメリカはインフレだったのでドル高でした。それで、アメリカの輸出が一気に弱まったことから、二期目であの日本たたきのプラザ合意(1985年9月22日)を行って超ドル安政策を実行しました。

 クリントンの一期目は、ドル安政策です。二期目は、一気にドル高政策に移行しました。

 ブッシュジュニアは、一期目はドル安でした。二期目からドル高政策で住宅バブルを引き起こし世界中からお金を引っ張りました。

 オバマはどうなんでしょうね?ドル安政策で輸出倍増計画なんて吠えていましたが、アメリカにはもう製造業がありません。つまり売るものがない。だから、司法・サービス・医療を売り込もうとTPPを叫びました。でも、もうそんな必要はあまりなくなったし、日本よりも関税が高いアメリカは日本にあまり強く出ることはないのでは・・・。

 とにかく、アメリカ大統領は、二期目の再選に向けて、とにかく株価を上昇させます。でも、三戦はないのですから、二期目になるとアメリカの株価が暴落するのが常です。

 オバマはドル高に動きます。そして、しばらくは株高を引っ張って、オバマ政権の末期は株価は暴落(アメリカの)と思っていてください。

 アメリカの財政は日本など問題にならないくらい悪化しています。次回からそれを。

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このページは、宝徳 健が2013年1月17日 06:41に書いたブログ記事です。

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