樹欲静而風不止

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 明日の朝もブログを書く時間がないと思いますので、今、書きます。仕事をたくさんいただけるようになりました。身を慎んで、ひとつひとつ丁寧に取り組まないと。

 今、孝経を読んでいます。
 「孝は、徳の本なり。教(おしえ)の由(よ)って生ずる所なり」とは、孝経の冒頭に出る孔子の言葉です。不埒な日教組による戦後の過った教育は、忠孝を我が国から消し去ってしまいました。戦前までの日本の教育には「忠孝両全」という言葉がありました。「忠と孝」が生きる大きな柱であるという意味です。

 その基礎となる考え方に「樹欲静而風不止、子欲養而親不待」(樹静かならんと欲すれども風止まず、子養わんと欲すれども親待たず」という言葉があります。

 樹が静かに止まろうと思うけれど、風が吹いてなかなかじっとしていられないのと同様、子が親孝行をしようと思ったときには親はなし、つまり親は待ってくれない」という意味です。

 小さい時から孝経を学ぶ必要があります。これを読んでいると私はどれほど親不孝なことをして来たかがわかります。

 核家族化する前は、祖父母、両親、子、孫などが同居する大家族が基本でした。そこでさまざまな教えを受けることが出来る家庭というものがありました。今、我が家には仏壇がありません。父が住んでいる所にあるからです。

 毎日祖先を拝みます。

親が思ふ 子への愛情 知る時に 初めて子らは 親の愛知る

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このページは、宝徳 健が2013年2月11日 20:55に書いたブログ記事です。

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