士魂商才第六十二号(二月二十五日の日誌)

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 とってもたくさん仕事がいただけるようになりました。心から感謝申し上げます。身を慎んで、ひとつひとつきちんと応えてまいります。こんなに仕事をいただいて士魂商才が書けるのだろうかと思っていました。一年前の私なら無理でしょう。書くのに毎号3日かかっていましたから。でも、最近は1日で書けるようになっています。人間の能力とは無限なのですね。自分が限界と思っているラインは本当の限界ラインの随分手前なのでしょう。

 「そんなに仕事をして体は大丈夫ですか?」と聞かれます。「???」。たしかにしんどいですが、からだがどうこうなるなど、考えたこともありません。仕事で体を壊すことなどありえません。仕事の合間に飲みに行ったりするから体を壊すのです。過労死などという記事がよく新聞に載ります。体力仕事ならありえるかもしれませんが、サラリーマンの過労死ってなんだろう??? といつも思います。こんなに楽しいことは他にないのに。まあいいや。

 弊社月刊誌士魂商才第六十二号が完成しました。本日発送します。巻頭言だけ紹介します。

【第六十二号:化成】

 いつもお世話になっております。「士魂商才(しこんしょうさい)」の第六十二号です。タイトルは「化成」です。「かせい」とお読みください。

 三菱化成という会社があります。同社の創業者(岩崎一族)が易経に造詣が深く、易経の中にある「化し成す」という言葉を愛していて、会社名に使ったそうです。一般には、三菱化成の化成を「化学合成」と誤って解釈している人が多いのですが、実は四書五経の五経一つである易経の言葉です。昔の日本人は教養があります。

 数年前まで、何度読んでも理解できなかった易経ですが、最近、どんどん頭に入って来るようになっています。他の古典もそうですが、最初は何が書いてあるかがまったく不明ですが、解釈などに囚われず、触れ続けていくと、あるとき「パッと」わかるようになります。これが古典のすごさなのですね。子供の頃から古典を教える大切さがわかります。

 「化し成す」。一つのところに止まるのではなく、私たちの生活、事業、思想、学問などを固定させずに限りなく化成させていくことが易経の大きな柱となっています。易経を学べば学ぶほど、自分で自分の維新、日新の生活、活動の創造をしていく大切さがわかります。とは言っても、私は、まだ易経についてはその百万分の一も理解していません。易経の学習はライフワークになります。とても楽しみです。

ダーウィンの進化論は、白人に人種差別の理論的バックボーンを与えました。それに真っ向から対抗したものがオシュバルト・シュペングラーの「西洋の没落」という著作です。二十世紀最大の歴史学者と言われるトインビーは、西洋の没落を読みました。トインビー自身も世界で見事に開花し滅んで行った文明を調査しました。結果は、シュペングラーの主張と同じでした。トインビーは、ではこれから先どうすればいいのかと悩みます。トインビーは易経に出逢って、易経を研究することで道を開きました。結果として「歴史の研究」という世界的・歴史的な大著に結びつきます。

 戦後の過った教育を受けてきた私たち現代人は、我が國歴史の中で最も古典から離れた社会を作ってしまいました。これは我が國にとって大きな損失であり、私たち現代人が犯した最大の罪です。自分の命を閉じるまで、この罪を償っていきます。

 今月号もお楽しみください。

                                                                感謝合掌

平成二十五年二月吉日

株式会社 経営戦略室

代表取締役 宝徳 健


【昨日の食事】 
朝ごはん:事務所の隣の喫茶店でホットサンドモーニング
昼ごはん:わさびとんかつそば定食
夜ごはん:食べる時間がなかった

【平成二十五年個人方針】

1.テーマ
 陰を積む
  クライアントと仲間を陽に引き上げるために自らが陰を積む(易経の坤為地(こんいち)の心を知る)
(理由)
  自分の性格と行動は明らかに陽である。しかしながら、これまでの人生を検証すると、陽のみ、つまり易経の乾為天(けいいてん)の時は、必ず亢龍の時期を迎 えている。一方、陰陽うまく重ねあわされた時には、必ず人生における充実した期間を過ごしている。わが社の理念である「武士道」を実践・実現するために も、天命を果たすためにも、クライアントおよび仲間を陽に引き上げるためにも「陰」を徹底的に身に着けることが大切と判断した。本年は、陰の修業を行う。

2.実現すること
(1)年間定量目標の達成(事業・個人)
(2)年間定性目標の達成
(3)週間行動具体策の実行
(4)日間行動具体策の実行(ルーティン)

3.行動目標
  実行するための必須テーマ 夜2時の就寝または朝4時(遅くても)の起床
  目標達成のために絶対に必要な「自分を見つめなおす時間」「クライアント・仲間のことを考える時間」「ルーティン実行の時間」を創造するために、翌朝の業 務開始が早いときは夜2時までこれらを実行し、翌朝の業務開始が通常以降の時は朝4時に起きる。そのために酒量を昨年の3分の1にする。
 
4.具体的目標及び行動具体策
(1)年間目標
<事業定量目標>
①借入金の半分返済
②平成二十五年三月三十一日時点の未決事項「0」(三日前までに業務準備終了)
③ビジネスモデル50個以上作成  11個 残り39個
④新規提案100個以上 9個 残り91個
⑤売上目標(割愛) 詳細事業計画は1月末までに作成  ごめんなさいまだ出来ていません。
⑥出版2冊

<個人定量目標:年間>

①3600回の感謝の気持ちを具現化する(手紙を3600通:士魂商才・年賀状を含む)174通/3,426通
②200冊以上の読書 37冊/163冊 読んだ本はこの日誌の一番下に紹介しています
③ブログ730通以上 154通/576通
④体重10キログラム減  83.5㎏(これがスタート)→79.5㎏
⑤寺子屋12回以上 2回
⑥和歌365首以上  58首/307首
⑦士魂商才12冊 2冊

<個人定性目標>
①大学・終戦の詔勅の完全暗唱
②易経六十四掛の内容理解
③一カ月に3日の休日

(2)週間目標
①先週検証・次週計画:2月2日:〇、2月9日:〇、2月17日:〇、2月23日:〇
②息子に手紙を書く:2月2日:〇、2月9日:〇、2月21日:〇
③先週業務(とくにクライアント)の検証と方針立案:2月9日:〇、2月17日:〇、2月23日:〇

(3)日間目標(ルーティン)
①私は毎朝、朝のおつとめをします(皇居遥拝、宗像大社遥拝、神拝礼)× 20/25
②私は毎朝、三つの唱和をします(般若心経、教育勅語、大祓詞)〇 23/25
③私は毎朝、少しずつ新しい暗唱をします(今は大学と終戦の詔書を完璧に覚える)〇 20/25
④私は毎朝、三つの連携先について5分ずつ深く思考します 〇 25/25
⑤私は毎朝、一部分を順番に掃除します 〇 24/25
⑥私は毎日、新しいビジネスモデル構想を1つノートに書きだします(完成ではない) 〇 22/25
⑦私は毎日、未決管理表を詳細に読み込みます 〇 23/25
⑧私は毎日、全クライアントのことを3分以上考えます 〇 25/25
⑨私は毎日、5年間の夢、1年間の夢を3分以上眺めます〇 24/25
⑩私は毎日、10分以上次の事業づくりの勉強をします 〇 24/25
(226/250 90.4%)

【行動規範:八戒】
いつも最悪の事態を想定せよ
そして、今日一日の最良の行動をとれ
自分のことばかりしゃべるな(ブログでは勘弁ね)
自分以外の人に強い興味を持て(ただし、必要以上に期待をかけるな、過去の出来事のこだわるな)
自分の馬鹿加減を常に思い出せ
人から受けた恩は忘れるな
人へ施した恩はすぐに忘れろ
小さな仕事こそ丁寧にやれ

<読んだ本>
コ レキヨの恋文、超訳・易経、プリンシプル、月刊致知二月号、白洲次郎 占領を背負った男、歴史街道2月号、精神論抜きの電力入門、知の愉しみ 知の力、歴 史に学ぶリーダーシップ、親子のための仏教入門、孤愁(サウダーデ)、絢爛たる悪玉、南洲翁遺訓を読む わが西郷隆盛論、ひととき2月号、三国志 人間通 になるための極意書に学ぶ、四書五経入門、WEDGE3月号、WILL3月号、WILL2010年10月号、子々孫々に語り継ぎたい日本の歴史、東京裁判 を裁判する、昭和史、ジョージ・ブッシュが日本を救った、偉人リンカーンは奴隷好き、オバマ大統領は黒人か、サダム・フセインは偉かった、孫子 勝つため に何をすべきか、十八史略 上 安岡正篤、月間致知三月号、一個人 仏教美術入門、サライ二月号 必見の美術展全ガイド、易と人生哲学、歴史通3月号、取り戻せ、日本を。、皇室入門、できる人の生き方に学ぶ ヒルティ、

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宝徳先生

度々、コメント欄への投稿で失礼いたします。
木之下です。

昨日、おかげをもちまして、診断士実務補習の第2回目を修了することができました。

補習初日に先生のお姿を拝見したのですが、オリエンテーション後の予定があわただしくお声をかけることができませんでした。

せっかく先生から「焼き鳥でも」とご返信いただき、楽しみにしていたにもかかわらず、実務補習修了するまでかないそうにもありません。予想はしていましたが、実務補習がこれほどハードとは思っていませんでした。少し甘かったです。

実務補習修了後、あらためて先生のご都合に合わせ、ご挨拶にお伺いさせていただきたく思います。

いつもブログを拝見させていただいておりますが、先生の造詣の深さにとても感心致します。お仕事のことだけでなく、いろいろなお話をお伺いできれば大変嬉しく思います。

また、実務補習修了後にあらためてご連絡させていただきます。その節は、どうぞよろしくお願いいたします。

木之下尚令

 木之下さん、コメント感謝します。実務補習、お疲れ様です。あと1回ですね。診断する企業に喜ばれるよう力を尽くしてくださいね。いつでも声をかけてください。
 いつでもメールをください。楽しみにしています。ブログもいつもお読みいただき感謝申し上げます。

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このページは、宝徳 健が2013年2月26日 08:54に書いたブログ記事です。

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