三浦朱門さん

| コメント(0) | トラックバック(0)
 この記事は右のカテゴリー「和歌」に格納されています。

 先日、このブログで、心の恋人の一人、曽野綾子さんの著作「心に恋して」を紹介しました。曽野綾子さんのご主人は、三浦朱門さんです。
 素敵なんですよね~。陽も陰も兼ね備えた、自然体の男性なんてそんなにいるものではありません。この夫婦は、お互いに陽と陰を補完し合って、お互いを自然に高め合い、大きな天の動きに自然と身を任せて生きていらっしゃいます。

 自分もこんな男性になっていけばいいな~。曽野さんがどんなに大胆な取材活動で世界中を飛び回っても嫉妬もしないで、それどころか、ウィットの効いた発言をされる。

 話す切り口が独特の世界観を持っている。

 易経を学び始めて(というか理解できるようになって)、今、少し自分が乱れているのははっきりとわかります。一方で、自分が何かに近づき始めているのもはっきりとわかります。一昨年見つかった自分の天命を果たすために、自分はどんな人間に「なるんだろう」。

 これまでは「こんな人間になりたい」と思っていました。違うんですね。歴史に学び、古典を読み、和歌を詠み、偉人に触れていくと、だんだんと自然と人間が形成され、きっといつか近いうちに「あっ、こんな人間になったんだ(なれたんっだ)」と気づくのですね。

 やっとわかってきた。気張る必要がないんだ。「努力は必ず報われる。でも、自分が望んだようには報われない。やったように報われる」。この言葉の意味がやっとわかりました。

 目標を持つことはもちろん大切です。仕事の中で業績を追及することは絶対に大切です。もうひとつ、たくさんの人や本や出来事に触れ(不都合なことにも不合理なことにもうっとうしいことにも)、重ね重ねて、自然と形成されていく自分を知ることがこんなに大切だなんて。

 積み重ねるときは本当に苦しい。乱れます。こんなことして何になるんだと思います。だから積み重ねる。たくさん積み重ねる。少しだとなかなか積み重ねることができない。早く積み重ねる。

 まさに「努力の壺」ですね。そうかそうか。目標を追求し業績を上げていくことにとことん挑戦するとともに、もっともっと積み重ね、天が自分に気づかせてくれる日を一日も早く迎えるようにしていけばいいんだ。

 やっとわかった。古典って大切だなあ。歴史を学ぶことって大切だなあ。

 天命を果たせる自分とはどんな人間なんだろう。それを楽しみに積み重ねればいいんだ。五十四年も生きてきて、そんなことにやっと気づくなんて。

 曽野綾子さんの「この世に恋して」に出逢い、三浦朱門さんのことを知って、「ハッと」思いました。

 うれしいな~。

積み重ね 重ね重ねて また重ね 天が与ふる 時を迎へる

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://www.soepark.jp/mot/mt/mt-tb.cgi/4441

コメントする

月別 アーカイブ

Powered by Movable Type 4.261

このブログ記事について

このページは、宝徳 健が2013年3月 3日 21:02に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「廟算 1(三月二日の日誌)」です。

次のブログ記事は「メディアと官僚と政治家と支那に騙されない経済学」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。