ひばり

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 昨日、タンポポと蕗のことを書きました。帯広の美しさを思い出しながら書いたので、タンポポと蕗が七十二候 春分 初候の頃の旬だということをお伝えするのを忘れていました。

 さて、子供が小さい頃、「お父さん、お散歩に行こう」としょっちゅう誘われました。彼は消防自動車や電車を観ることも好きだったのですが、川に行って魚を観たり、林に入って鳥を観たりすることが大好きでした。
 私は小さい頃川釣りをしていたので、魚の名前はほぼわかるのですが、鳥の名前はさっぱりです。あの鳥はなんというなまえだと聞かれて困ったことを覚えています。その時は決まって「帰ってから調べようね」でした。

 でも、ひばりはわかります。ひばりも春分の頃から活動を活発にします。
 

 春の空高くさえずるひばり。その鳴き声には種類があり、舞い上がる時の「上り鳴き」、上空ではばたきながら留まって鳴く「舞鳴き」、降りるときの「下り鳴き」のそれぞれで鳴き方が違います。

 昔、野原で遊んでいた頃、舞鳴きをよく聞いてみました。何故知っているかって? 

 私たちが子どもの頃は、ガキ大将がいました。とてもうっとうしくて、でも、頼りになる。遊びもいろいろ教えてくれて、危険なことの避け方も教えてくれます。こういう集団で、かつての子供は、集団の不都合、不合理、うっとうしさを体感しました。それを乗り越える術も自然の内に会得しました。一人ではできないことも力を合わせればできることも学びました。ひばりのこともガキ大将が教えてくれました。

 ゲームやITばかりで小さなころから遊ばせると、カタワ人間が育ちます。

 家、仲間、地域、國家・・・。私たちは、本当に大切なものをもう一度見つめなおす必要があります。

ひばり飛び その鳴き声を 聞くたびに 幼き頃の こと思ひだす

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このページは、宝徳 健が2013年3月23日 06:19に書いたブログ記事です。

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