再 未来日本昔話

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 2009年12月20日掲載分です。
 昨日に引き続き、おばあちゃんとまさる君(10歳)は、「永住外国人への地方参政権付与法案(以下、参政権問題)」を話し合います。この未来日本昔話を書いていると、このままでいくと、本当に日本がこうなるような気がしてきて怖くなります。早く保守政治の復活を。

「おばあちゃん、参政権問題の相互主義って何?」
「よく勉強しているね。公明党の冬芝と自民党の野中という人がね、韓国でも、韓国在住日本人に地方参政権を与えているから、日本でも与えないと不公平だ。相互主義にすべきだって言ったの」
「へ~、じゃあ、そうすることが大切なの?」

「こ れは、ねぇ、結果的に相互主義にはならなかったのね。韓国在住日本人で、地方参政権を与えられているのは、約百人だったの。日本で、永住外国人の地方参政権が導入されたとき、在日韓国・朝鮮人ら約43万万人に権利が付与されたにの。これで、日本の地方政治はめちゃくちゃになったの。小沢という民主党の独裁 者も、外務大臣の岡田も、まあ、まともかなと思っていた、前原もみんな賛成派だったの。」

「うん。でも、この問題の根本的なものは何?」
「まさるはえらいね。いつも本質論に近づこうとしている」
「桜 井よしこさんという、評論家がね、この法案に反対という立場に立ちながらも、『もし、外国籍のまま選挙権を与えると、アイデンティティと実際の国籍の間の ギャップを永続的に固定化してしまう恐れがある』と言ったの、そうしたら、民主党の岡田が『それも含めて本人が背負って行く話だ。もし、私が外国人で二 世、三世として生まれ育ち、選挙権を得たければ国籍を捨てろ、といわれたら許せない』というバカな発言をしたの。岡田は、国籍と参政権の関係がわかってい ないの」

「おばあちゃん、もう少し、簡単にお願い」
「ごめん、ごめん。もし、外国で生まれたとしても、その国が日本と戦争になったとしたら、その人はどちらの国に忠誠を誓うかということが、国籍と参政権の関係なの。「非常の場合、日本のために戦う決心があるかどうか」が一番重要なポイントなの」
「なるほど~、よくわかる」

「参 政権を付与するかどうかは、人権や人道上の問題ではなく、国の統治行政に参画する資格の是非を問うているだけなの。世界のいかなる国も、国籍と参政権の付 与は、自国への忠誠を自明のこととして成り立っているの。だから、在日韓国人への同情やお詫びの感情で参政権を付与してはいけなかったのね」

「おばあちゃん、選挙権って、国家と運命をともにする覚悟がある人が、国家の運営を意志決定する事業に参画する資格のことなんだね」
「ほんとうに良く勉強をしているね。そうだよ。それを愚かな行為をしてしまって、日本の国はつぶれたんだよ」
「でも、民主党だけじゃなくて、自民党とか公明というの人も賛成した人がいたんでしょ?なぜ?」
「いい質問だね。長くなるから、明日にしようかね。まさるとこうやって毎日話ができるのが、おばあちゃん、何よりもうれしいよ」
「僕も、うれしいよ。おばあちゃん、大好き!」
「(涙) ありがとうよ」

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このページは、宝徳 健が2013年4月13日 06:17に書いたブログ記事です。

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