心學と心理学(五月九日の日誌)

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 一時期、面白くて心理学をむさぼるように学んだことがありました。このブログでもたくさんの記事を書きました。論理療法やTAやエニアグラムは今でもよくコンサル現場でも使います。
 久しぶりに心理学を勉強しようと思って、昨日、いくつか本を眺めながら、一つ選んで「ゲシュタルト療法」という心理学を読みました。

 ゲシュタルト療法は、未完結な問題や悩みに対して、再体験を通しての「今ここ」での気づきを得る心理療法です。精神分析医フリッツ・パールズとゲシュタルト心理学者ローラ・パールズによって創られました。ゲシュタルトとは、ドイツ語で「かたち」「全体性」という意味です。

 ゲシュタルト療法では、人間は外部の世界をバラバラな寄せ集めではなく、意味のある一つの「まとまった全体像」として認識すると考えます。心と身体は一体であるという視点から、言葉だけではなく、非言語的な表現も重視して、その人を深く全体的に理解しようとするのが特徴です。

 伝統的な心理療法では、過去に何か問題があったという見方をします。徹底して、現在、「今ここ」で自分が何をしているのかに注意を向けてもらう。ゲシュタルト療法は言葉や解釈のセラピーではなく、経験的なセラピーです。我々はクライアントに過去の記憶の中にある問題やトラウマについてただ話すだけで無駄だと考えています。これが通常の心理学と違うところです。話すだけでなく、「今ここ」で、現在でも未完結になっている問題やトラウマを再体験させていきます。もしも過去の問題が本当に過去のものであるならば、もはやそれは問題ではなく、そんな問題は存在すらしていないということを分からねばならないとしています。

 人間がたえず心理的成長をするためには「気づき(自覚する)=アウエアネス」ということが大切な基本的アプローチとなります。「気づき」とは、人が何らかの情報にアクセスできて、その情報を行動のコントロールに利用できる状態のことです。

例えば
「空が曇っている」ことに気づいていること。
「自分が寂しい」ことに気づいていること。
これらのことを言語で伝えることができる状態などのこと。

 しかし、人は全てのことに気づいているわけでなく、むしろほとんどのことに気づかずにいます。つまり、多くのことを意識的にでなく、無意識に処理を行っているのです。たとえ、自分自身に問題があっても、それに気づいていなければ対処のしようもありません。

 気づかない場合には選択のしようがなく、いつもと同じ自動的な反応が起きることになります。選択肢のない硬直な状況よりも、多くの選択肢の中から状況に応じて選べる柔軟性があったほうがいいのです。そして、選択というものを実現するためには「気づき」が必要となるのです。気づくことによって、何かしらの選択ができます。将来を自分で自由に選択することで、人生の可能性が広がります。

 久しぶりだなあと思いましたが、 面白くないんです。かつてあれほど面白かった心理学が・・・。コンサルタントとしてこれからも仕事の中で活用していくシーンは多々あります。戦後の過った教育で、心が欧米化して弱くなっている我が國國民ですから、これからも心理学は必要でしょう。

 でも、古典や我が國及び支那の古典、教育勅語、十七条憲法や、坂村真民先生、森信三先生、福澤諭吉先生、石田梅岩先生、佐藤一斎先生などの、本来の、真の人間(心學)を学ぶと心理学が不要だと言うことがよくわかります。江戸時代の寺子屋にしても、我が國は民間レベルで人間を強くし、器を大きくする教育をやっていたのですね。これらの素晴らしい考えを我が國の先輩たちがまとめていった学問が「心學」です。コーチングにしても、心學が中心になっていた民主主義より優れたかつての我が國の家族主義があれば不要です。だいたい「人権」なんていう言葉は我が國にはありませんでした。しかし、きちんと人権は尊重されていました(今のようになんでもかんでも振りかざす人権ではなく、分に応じて)。心學は、脳の活性化になることも証明されていますからNLPも本来の我が國では不要です。

 我が國は、かつてあった素晴らしいものを捨ててしまったため、ずいぶん遠回りな生き方をしているものですね。

 もしかしたらブログ記事の内容が読者の皆様にとって固くなってるかもしれないと思って、かつて人気があった心理学をまた書こうかなと思ったのですが・・・・・。

 今回、改めて心理学の本を読んで、かつての我が國の教育の素晴らしさを認識しました。そうだ、心學を書こうかな。

【昨日の食事】 
 朝ごはん:時間がなかったのでセブンイレブンでサンドイッチと野菜ジュースを買って立ち食い(行儀が悪い)
 昼ごはん:明石焼き蛸飯セット
 夜ごはん:たこ焼きといか焼き

 【平成二十五年個人方針】
 1.テーマ  陰を積む
  クライアントと仲間を陽に引き上げるために自らが陰を積む(易経の坤為地(こんいち)の心を知る)

 (理由)   自分の性格と行動は明らかに陽である。しかしながら、これまでの人生を検証すると、陽のみ、つまり易経の乾為天(けいいてん)の時は、必ず亢龍の時期を迎 えている。一方、陰陽うまく重ねあわされた時には、必ず人生における充実した期間を過ごしている。わが社の理念である「武士道」を実践・実現するために も、天命を果たすためにも、クライアントおよび仲間を陽に引き上げるためにも「陰」を徹底的に身に着けることが大切と判断した。本年は、陰の修業を行う。

2.実現すること
(1)年間定量目標の達成(事業・個人)
 (2)年間定性目標の達成
 (3)週間行動具体策の実行
(4)日間行動具体策の実行(ルーティン)

 3.行動目標
  実行するための必須テーマ 夜2時の就寝または朝4時(遅くても)の起床
  目標達成のために絶対に必要な「自分を見つめなおす時間」「クライアント・仲間のことを考える時間」「ルーティン実行の時間」を創造するために、翌朝の業 務開始が早いときは夜2時までこれらを実行し、翌朝の業務開始が通常以降の時は朝4時に起きる。そのために酒量を昨年の3分の1にする。

 4.具体的目標及び行動具体策
(1)年間目標
<事業定量目標>
 ①借入金の半分返済
 ②平成二十五年三月三十一日時点の未決事項「0」(三日前までに業務準備終了)
 ③ビジネスモデル50個以上作成  20個 残り30個
 ④新規提案100個以上 19個 残り81個
⑤売上目標(割愛) 詳細事業計画は1月末までに作成  3月末に作りました
⑥出版2冊

<個人定量目標:年間>
 ①3600回の感謝の気持ちを具現化する(手紙を3600通:士魂商才・年賀状を含む)411通/3,190通
②200冊以上の読書 82冊/118冊 読んだ本はこの日誌の一番下に紹介しています
③ブログ730通以上 348通/382通
 ④体重10キログラム減  83.5㎏(これがスタート)→81.0㎏
⑤寺子屋12回以上 4回
⑥和歌365首以上  140首/225首
 ⑦士魂商才12冊 4冊

<個人定性目標>
①大学・終戦の詔勅の完全暗唱
②易経六十四掛の内容理解
③一カ月に3日の休日

(2)週間目標
 ①先週検証・次週計画:
②息子に手紙を書く:
 ③先週業務(とくにクライアント)の検証と方針立案:

(3)日間目標(ルーティン)
 ①私は毎朝、朝のおつとめをします(皇居遥拝、宗像大社遥拝、神拝礼)〇 9/9
②私は毎朝、三つの唱和をします(般若心経、教育勅語、大祓詞)〇 9/9
③私は毎朝、少しずつ新しい暗唱をします(今は大学と終戦の詔書を完璧に覚える)〇 9/9
④私は毎朝、三つの連携先について5分ずつ深く思考します 〇 9/9
⑤私は毎朝、一部分を順番に掃除します 〇 9/9
⑥私は毎日、新しいビジネスモデル構想を1つノートに書きだします(完成ではない) 〇 9/9 
⑦私は毎日、未決管理表を詳細に読み込みます 〇9/9
⑧私は毎日、全クライアントのことを3分以上考えます 〇 9/9
⑨私は毎日、5年間の夢、1年間の夢を3分以上眺めます〇 9/9
⑩私は毎日、10分以上次の事業づくりの勉強をします 〇 9/9
(90/90 100.0)

【行動規範:八戒】
 いつも最悪の事態を想定せよ そして、今日一日の最良の行動をとれ
自分のことばかりしゃべるな(ブログでは勘弁ね)
自分以外の人に強い興味を持て(ただし、必要以上に期待をかけるな、過去の出来事のこだわるな)
自分の馬鹿加減を常に思い出せ
人から受けた恩は忘れるな 人へ施した恩はすぐに忘れろ
小さな仕事こそ丁寧にやれ

<読んだ本>
 コ レキヨの恋文、超訳・易経、プリンシプル、月刊致知二月号、白洲次郎 占領を背負った男、歴史街道2月号、精神論抜きの電力入門、知の愉しみ 知の力、歴 史に学ぶリーダーシップ、親子のための仏教入門、孤愁(サウダーデ)、絢爛たる悪玉、南洲翁遺訓を読む わが西郷隆盛論、ひととき2月号、三国志 人間通 になるための極意書に学ぶ、四書五経入門、WEDGE3月号、WILL3月号、WILL2010年10月号、子々孫々に語り継ぎたい日本の歴史、東京裁判 を裁判する、昭和史、ジョージ・ブッシュが日本を救った、偉人リンカーンは奴隷好き、オバマ大統領は黒人か、サダム・フセインは偉かった、孫子 勝つため に何をすべきか、十八史略 上 安岡正篤、月間致知三月号、一個人 仏教美術入門、サライ二月号 必見の美術展全ガイド、易と人生哲学、歴史通3月号、取 り戻せ、日本を。、皇室入門、できる人の生き方に学ぶ ヒルティ、ひととき三月号、一個人 イタリア・ルネサンス絵画入門、この世に恋して、新しい国へ、 WiLL4月号、十八史略 下、日本興国論、新天皇論、経済の自虐主義を排す、月間致知四月号、愛と死をみつて、いのちの日記、ひらめき脳、読む年表、 WILL5月号、ひととき4月号、近代日本は日本がつくった、生命ある日に、正論5月号、統計学が最高の学問である、正論1月号、日本よカダフィ大佐に習 え、ジョージ・ブッシュが日本を救った、戦争の歴史中国と日本、日本人の忘れ物、サンデルよ正義を教えよう、白い人が仕掛けた黒い罠、正論12月号、歴史 通5月号、致知五月号、ウエッジ五月号、ひととき五月号、WILL6月号、サライ 、私訳 歎異抄、宋名臣言行禄、「悪知恵」のすすめ、ローマ法王に米を食べさせた男、昭和の三傑、幹部の器量 宋名臣言工録に学ぶ、私訳歎異抄、正論六月号、致知六月号、ゲシュタルト療法

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このページは、宝徳 健が2013年5月10日 04:49に書いたブログ記事です。

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