間違った政策

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 安倍さんががんばっていらっしゃるのと、ほとんどの政策が理にかなっているので黙っていました。でも、調子に乗った政府及び自民党及び官僚の連中が間違った政策を打ち出し始めているので、ちょっと一言。
 外国語をたくさん教える学校を評価するですって。何を考えているのやら。大切なのは國語と歴史と数学です。明治期にも一度、英語重視、外国語文化重視の政策を森有礼が中心となって推し進めようとしました。國家がおかしくなるとして、明治天皇が教育勅語をお出しになりました。

 同じ状況が起きています。國語、歴史をきちんと把握しない官僚や学者が英語教育を中心に白などとのたまいます。あの表音文字が中心になると國家は潰れます。英語を軽視しているわけではありません。その前に、國語です。英語だけ長けている人間に、人物はいますか? 脳が強い人がいますか? 必要な人は黙っていても自分で勉強します。國語に時間を減らして英語の時間を増やすなんて、こんな愚かなことはありません。我が國をアメリカのような不埒な國にしようというのでしょうか?悲しい事実です。祖國の言葉も満足に放せず、祖國の歴史も知らない人間が、他國語を学んでどうするというのだ。ちょっと考えればわかることです。愚かです。

 もうひとつ。業界再編の報道が今朝の新聞に出ていました。過当競争の業界を政府が後押しして再編させるそうです。なんとまあ。政府の後押しは別として、再編が進んだ業界はどうなるか。國民に不利益が生じます。韓国をみてください。寡占化されたことから國民はまったく経済的利益を享受できていません。我が國の石油業界をみてください。元売が一人儲けています。支状に還元しません。

 過当競争は悪くありません。徒に安易な再編と寡占化を進めると國富は向上しません。過当競争によって、差別化や商品開発が進むことが望ましい。政府が後押しするとしたら、こちらです。

 一見、美しい言葉で正しく見える政策はほとんどがよくありません。騙されないようにしましょう。

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このページは、宝徳 健が2013年6月 1日 09:22に書いたブログ記事です。

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