糠床&漬物

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 時々行く和食店の大将が糠床を分けてくださいました。天にも昇る気持ちです。うれしくてうれしくて。

 えっ?たかだか糠床の事で大げさではないかって?
 三十代の頃、家で糠床を作りました。毎日二回は必ず混ぜます。そうするとどうでしょうか?糠床がかわいくて、愛おしくて、たまらなくなります。

 二週間の海外出張がありました。糠床や漬物が嫌いなガミさんに「頼むから、一日一回でいいから混ぜて」とお願いしていたのですが・・・・・・。帰ってきたら、私の愛する糠床の表面は白いカビで真っ白でした。それ以来作っていませんでした。

 でも、ラッキョウや梅酒、梅シロップはほんの二、三年前まで作っていたんだけどなあ。ジャムも作っていました。梅、イチジク・・・。なんで今、やらなくなったのかなあ。気持ちの余裕がなくなっているのかなあ。これではだめです。またやんなきゃ。

 せっかく糠床をいただいたんだからやります。趣味は、旅と読書と食べ歩きと漬物にしよっと。

 昔は、娘が御嫁に行くときには、代々引き継がれた糠床を分けて持たせたものでした。糠とは米ぬかです。ここにも米を中心に歴史を創造してきた我が國の息吹を感じます。「何はなくても香の物」と我が國では昔から言います。

 歴史を分断しないためにも、シリーズで漬物の研究をしていきます。

 あ~、楽しみ。

 そう言えば、祖母と母は、毎日糠床をかき混ぜてたっけ。おいしかったな~。沢庵も梅干しもつけていました。家で作った梅干しや沢庵を食べたら、スーパーのものなど買えません。だいたい、スーパーの梅干しには、賞味期限が書いてあります。「なんで、梅干しに賞味期限が???」と目が点になってしまいます。梅干しではなく、梅漬けなのでしょうね。

 あ~、口の中に酸味が・・・。

まぜまぜて 釘入れさらに かき混ぜて 日々進化する 糠の実力


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このページは、宝徳 健が2013年9月 8日 03:47に書いたブログ記事です。

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