至誠の作用

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 佐藤一斎先生の「言志四録」からです。

「雲烟(うんえん)は己(や)むを得ざるに聚(あつま)り、風雨は己むを得ざるに洩れ、雷霆(らいてい)は己むを得ざるに震う。斯(ここ)に以て至誠の作用を観る可(べ)し」
「雲や霞は、やむにやまれぬ気象の働きによって集まるものであり、風や雨も同じようにやむを得ず吹いたり降ったりするし、雷鳴もやむを得ず轟くものである。これらを見て、人間のやむにやまれぬ至誠の働きを観ることが出来る」

 自然現象がやむを得ない状況で発生するが、人間の行動も、それがやむにやまれぬ至誠よりほとばしり出るときに、人を感動せしめ、夜を動かすことが出来る

 という意味ですね。身が引き締まります。

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このページは、宝徳 健が2013年9月11日 08:09に書いたブログ記事です。

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