山茶始開

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 今は、七十二候 五十五候 立冬 初候 「山茶始開」です。「つばきはじめてひらく」と読みます。

 山茶花が咲き始めるからこう呼ばれたのでしょう。

桜田へ 鶴(たず)鳴き渡る 年魚市潟(あゆちがた) 潮干にけらし 鶴鳴き渡る

 万葉集 高市黒人(たけちのくろひと)の歌です。
 「桜田へ 鶴が鳴き渡ってゆく。年魚市潟は潮がひいたらしい。鶴が鳴き渡るよ」

 冬の気配が感じられることです。旧暦では、十月です。神無月です。

 そろそろ、海の幸が最高においしくなる頃です。刺身で食べてもいいし、焼いても煮てもいいし、鍋にしてもいいし、寿司にしてもいいし。あ~、我が國に生まれてよかった。

 そういえば、てっさ、てっちりをしばらく食べてないなあ。

 ふぐが最もおいしいのは、大分県です。大分県のみ条例で、肝を食することが許されています。その中出も、今まで私が食べたフグの中で、最高においしかったのが、大分県臼杵の「川口屋」です。

 肝をたーーーーーーーーーっぷり酒蒸しにして、ポン酢にたーーーーーっぷり落として、それで、てっさを食べる!!!! ああああああああああああああ。

 そして、ふぐのから揚げ。なんとなんと、カマのところ半分が、そのままから揚げにされて出て來るのです。あんなの食べたことな~~~~~い。ああああああああああああ。

 てっちりに雑炊。あああああああああああああああ。

 私たちが行ったときは、なんと、ふぐのフルコースに関アジと関サバがついてきました。丸々です。

 当然食べきることができません。そうしたら、朝、その関サバと関アジが海藻と一緒にヅケになって、ご飯のおかずとして出て來るではありませんか。そのまま食べてもいいし、ご飯にかけて食べてもいいし、お茶づけにして食べてもいいし。ああああああああああああ。

 十五年前に一度行きました。ネットで宿泊料を調べると、十五年前よりも上がっています。でも、この料金で、最高のフグを食せるなら、大阪や東京でふぐを食べるよりよほどよい。

 さてと、経営を立て直したら、また行くか。

フグ肝を ポン酢の中に バッと入れ てっさに挟んで 味わう至極

朝食の 卓にのぼるは 関サバと 関アジのヅケ たまらん一時

ふぐカマの あのおいしさを 思ひ出し ブログ書きながら 涎を垂らす

 秋はたまりまへんな~。

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このページは、宝徳 健が2013年11月 8日 23:23に書いたブログ記事です。

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