朔風払葉

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 いつの間にか、七十二候 五十九候 小雪 次候 「朔風払葉」です。「さくふうをはらう」と読みます。
 寒さが進み、雪が降り始めるころです。

 我が國は、悲しいことでも美しい言葉に置き換えます。「返り花」という言葉があります。

 冬に返り咲きした花や二度咲きする花を言い表した言葉です。忘れ花、狂い花、狂い咲きともいいます。また、身請けされた遊女が、また再び廓に努めに出ることもこう言います。遊女を花に譬えることが多く、はかなく悲しい運命をこの言葉に置き換えています。

 暑い夏、過ごしやすい秋を経て、耐え忍ぶ冬がやってきました。それぞれの人生の中で、楽しいこと自分に都合の良いことばかりではありません。辛いことを受け止めそして、その中で人生を創造していく。

 人にとって避けられないことですね。

逃げ出したく なるようなこと 抱えながら それぞれ生きる 明日に向かって

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このページは、宝徳 健が2013年11月28日 06:54に書いたブログ記事です。

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