原発問題 4 マラーの悪夢

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 昭和二年(1927年)マラーという学者がやった実験による結果の発表(実験そのものは間違っていない)には重大な欠陥があるにもかかわらず、それが今でも、放射線に対しての金科玉条となっています。マラーはある実験から「放射線は微量でも有害である」としました。
 ショウジョウバエにいろいろなレベルのエックス線を照射して、その二代目と三代目を観察しました。その結果、奇形となったり、死んだり、放射線の照射線量に否定して害が出ました。つまり、遺伝性があるというデータが得られました。これをLNT仮説(限界値なしの仮設)と云います。

 ところが、戦後、DNAが発見されるとショウジョウバエの精子の細胞は、活動期になるとDNAの修復機能がなくなる特殊な細胞であることがわかりました。つまりマラーの実験は意味がないものだったことになります。

 なのに、未だにそれが生きています。ICRP(國際放射線防護委員会)ではまだこの説を採用しています。

 平成八年(1996年)にマイロン・ポリコーブという博士が、「我々の細胞は、常に自然放射線(年間一ミリシーベルト)の一千倍のアタックを受け、細胞一個あたり一日に百万件もDNAを修復している。敵は活性酸素で、DNA修復活動こそ生命維持のすべてである。マラーの実験など我わらの細胞には何の関係もない」と学会で発表しています。

 砂糖や塩なども、人間の生活には必要ですが、摂りすぎると害になる事は当たり前です。放射線も一度に大量に浴びたら危ないのですが、それは原爆が爆発するか、原発の炉が壊れるかしかありません。東北地方・太平洋沖地震において、福島の原発の炉は壊れていません。放射線では誰も亡くなっていません。亡くなったのは、強制退去で疲れた人たちです。

 つまり、民主党政権の誤りであって、東電の責任ではありません。

 こういうことをメディアはきちんと伝えてほしい。何のために存在しているのか? 今のメディアは、百害あって一利なしです。つづく

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このページは、宝徳 健が2014年1月 5日 06:00に書いたブログ記事です。

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