款冬華

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 今日から、七十二候 七十候 大寒 初候 「款冬華」です。「ふきのとうはなさく」と読みます蕗の薹が蕾を出す頃です。

 以前、仕事で毎月帯広に行っていました(今月からまた行くようになりそうです)。帯広には、あちらこちらに蕗の薹が生え乱れます。ちょっとやそっとの量ではありません。

 とれも採りきれないので、少し暖かくなると、それが、ブワッと大きくなります。行っていたこと思いました。「これ、ただなんだから、東京とか京都に運べば、商売になるのではないんだろうか」と。

 蕗は我が國原産の植物で、雪解けを待たずに顔を出すことから「春の使者」と呼ばれています。

 蕗は雌雄異株の植物です。つまり、蕗の薹にも雄雌があります。雌の株は花が咲き終わるとすぐに茎が伸びてしまいます。これを「トウが立つ」と云い、白い綿毛のある種子を飛ばします。一方の雄株は、花が咲き終わると、そのまましぼんでしまいます。

どの世界も雄はそんなものなのですね(涙)

 てんぷらにして食べると、おいしいですよね~。子供の頃は食べたことがありませんでしたが、大人になって、食べた天ぷらのネタで「おいしい!」と思ったのは、蕗の薹とタラの芽です。

 食べるだけではなく、蕗の薹は、煎じて飲むと、咳止めの効果や、解毒作用もあり、風邪の初期の症状には薬用としても重宝しています。

雪の中に 小さな命が 青々と 生きる力が 春を知らせる

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このページは、宝徳 健が2014年1月20日 01:27に書いたブログ記事です。

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