百人一首 十五

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 光孝天皇の御製です。

君がため 春の野に出でて 若菜摘む 我が衣手に 雪は降りつつ
 昔m學校でならった歌です。
 
 若菜とは、春の七草のことです。七草粥を食して無病息災を祈る習慣が庶民までに広がったのは、江戸時代以降ですが、公卿の間ではすでに平安時代からその習慣がありました。誰か愛する女性のために摘んだのでしょうね。

 この歌が詠まれた時点では、まだ即位されていませんでした。光孝天皇が即位されたのは五十五歳と遅かったのです。

 また、皇位継承権も低かったのです。政治の実権を握りたい、藤原基経が、大人しい性格でコントロールしやすいことから、強く推薦し即位しました。
 
 でも、こんなきれいな和歌を詠む方です。聡明な天皇だったことがうかがわれます。

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このページは、宝徳 健が2014年2月 2日 07:50に書いたブログ記事です。

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