旧假名遣いと正しい漢字

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 どんどん続けます。まずは漢字。

 お医者さんの「医」です。古い医院などでみられますね。
 「醫」です。

 「匸」をかくしがまえと云います。匸+矢で、矢を隠す容器になります。これに動作を表す「殳」を加えると殹(えい)となります。矢を隠す動作を表す文字です。さらに酉(酒壺)を加えて、薬酒を醸す業となりました。

 なぜ矢を隠す動作が醫術になったのでしょうか? もう少し調べてみます。

 動詞の「ふ」

 今の假名遣いで「う」で終わる動詞は、旧假名遣いでは、必ず「ふ」になります。そして、それらが変化すれば当然送り仮名は「は行」となります。

會う→會ふ
云う→云ふ
追う→追ふ
賈う→賈ふ

などになり、

會はない、會はなかった、云ひます、云ひながら、追ふか、賈へばなどと變化します。ただし「ほ」は使わないことに注意です。


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このページは、宝徳 健が2014年3月 2日 07:29に書いたブログ記事です。

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