才と量

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 佐藤一斎先生の「言志四録」からです。

「才有りて量無ければ、物を容るるに能(あた)わず。量有りて才無ければ、亦事を済(な)さず。両者兼ぬることを得可(うべ)からずんば、寧ろ才を捨てて量を取らん」

「人は才能があっても度量が無ければ、人を包容してその力を理解し活用することは出來ず、また、度量があっても才能が無ければ、事を成就することは出來ない。この才能と度量という二つを兼ね備えることが出來ないというのであれば、いっそのこと才能を捨てて、度量のある人物になりたいものである」

 若い時、この言葉に出逢っても、意味が分からなかったでしょうね。今は、はっきりとわかります。

積み重ね また積み重ね 積み重ね 度量築くは 積み重ねのみ

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このページは、宝徳 健が2014年3月15日 23:59に書いたブログ記事です。

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