百人一首 九十九

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人もをし 人もうらめし あぢきなく 世を思ふ故に もの思ふ身は

 後鳥羽院の歌です。

「人が愛ほしく思はれ、また恨めしくも思はれる。つまらないこの世を思ふがゆえに、あれこれ思い惱んでゐる私には」
 後鳥羽院は源平合戰のさなかに生まれ、わずか四歳にして天皇に即位しました。その前が有名な安徳天皇でした。後鳥羽院が自ら政治の實權を握るやうになつたのは、十七歳で息子の土御門天皇に譲位してからです。のちの三大天皇にわたつて二十餘年、上皇として實質政權を握つてゐました。

 そうした中で、鎌倉幕府に對して倒幕の兵をあげたのが、「承久の亂」です。でも、敗北し、隱岐へ流されます。後鳥羽院は、そのまま都に歸へることなく、隱岐で亡くなつてゐます。

 思ふやうにゐかない世の中を歎いた歌です。

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このページは、宝徳 健が2014年8月17日 08:21に書いたブログ記事です。

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