憐れになるほど愚かなドラマ

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 史上最惡の大河ドラマです。

 「これ、どうしようもないな」と「云ふと、息子が「時代劇と思つて觀たらいいやん」と。
 秀吉が伴天連追放令を出したら、大河ドラマで、官兵衛が猛烈に反對してゐました。

 なぜ、こんなにもキリスト敎を擁護しようとするのでせうか? いや、キリスト敎ではありません。キリスト敎のほんの一部の「カトリック敎會主義」です。こいつらは惡いのです。世界の惡の元凶です。

 當時、キリスト敎とキリシタン大名は、我が國の女性を、海外に売り飛ばしてゐました。それを知つた秀吉が、激怒し、「すぐに全員連れ戻せ」と命じます。そして、カトリック教會主義を追放しようとしました。

 主權國家として當然のことです。官兵衛はそんなに馬鹿ではありません。すべてわかつてゐます。彼がカトリック教會主義に近づいたのは、インテリジェンスの為の情報収集です。それ以外のものはありません。この件に關して官兵衛があれほど秀吉に詰め寄ること、ほんの少し眞實を知つてゐれば、あり得ないことなどすぐにわかります。

 今の大河は觀てゐて啞然としてしまひます。

 それに官兵衛はインテリジェンスオフィサーです。そのシーンが全く描かれてゐません。

 ついでにもう一つ。天草史郎の亂と大阪の陣はなぜ起きたかご存知ですか?私たちは、天草史郎が善人のやうに學校で習ひました。

 あの時、大量のカトリック教會主義が、入りこもうとしてゐました。へたをすると、アジア三十年戰爭が起きていたかもしれません。大阪の陣の時もさうです。家康は秀賴一代は殘す意志がありました。でも、カトリック教會主義が、大量に大阪城に入り込みました。これも下手をするとアジア三十年戰爭になつた恐れがあります。家康は、泣く泣く秀賴を潰しました。秀吉も家康も家光も、軍事政權です。だから、この感覺がわかります。江戸の開国も、軍事政權だから乘り切ることができました。歐米の力を見極め、まず、どうでもよいアメリカと条約を結びました。もしあれが、世界の大國ロシアや英國やフランスと結んでいたら、我が國はもうなかつたかもしれません。見事な開國を成し遂げてゐます。社会科の敎科書では、さう敎へてゐません。

 我が國臣民は、いろいろな事件を我が國の中に原因を求めます。または二國間關係で考へようとします。それでは、本當のことはわかりません。すべて世界の動きにつながつてゐることを忘れてはなりません。

 まあ、「眞實の歴史を知つてゐる。それだけで殺す十分な理由になる」といふ歐米の感覺ですものね。我が國臣民は、我が國のこの平和を維持するために、世界の事を知る必要があります。家康や秀吉のやうに。

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このページは、宝徳 健が2014年9月 7日 20:38に書いたブログ記事です。

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