凛として 三十四

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 今日から第6章です。
第6章 遊び心
「仕事を一歩離れたらいいおやじのような存在」
敬愛込め語る社員

スポーツにも力、笠谷の「金」育てる

 ニッカウヰスキーの社長、宇野正紘(平成十六年10月当時)は、日本有数の蝶コレクターで知られる。さらに、料理では市場での仕入から始めるプロ級の腕をという、極めつけの趣味人だ。この「遊び心」は、創業者の竹鶴政孝から引き継がれるニッカウヰスキーの社風でもある。

 政孝は経営難だった創業当時から会社の慰安会を大事にした。初期の宴会は河原が会場で釣った獲物をその場で鍋にして楽しむ。そして最後は"宝探しゲーム"だ。

「河原の石の裏に番号が書いてあって、その番号に合せて商品が用意されている。みんな一生懸命に石をひっくり返してね。そして、当たった商品は必ず使ってみなきゃいけない。口紅が当たれば男でもつけてみる。パンツを履いてみせる。みんな大笑いですよ」

 第一期社員の小山内祐三は、笑顔で語る。


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このページは、宝徳 健が2014年11月11日 05:29に書いたブログ記事です。

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