敵國条項(皇紀弐千六百七十五年四月十一日)

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 護衞艦「あきづき」が就航しました(艦艇番号151)。この船はすごい。防空能力が格段にアップし、弾道ミサイルの迎撃に集中するイージス艦を守るために生み出された護衞艦です。全くの國産です。世界一優秀な防衞省技術研究本部(技研本)が開発しました。

 大日本帝國にも秋月といふ駆逐艦がありました。

 この戦艦は、ほとんどイージスのやうな形をし、そして、最強の防衞能力を具えてゐます。最近の海上自衞隊はすごい。
 
 さて、戰後、外務省はあるひとつの大きなミスを犯しました。UNITED NATIONSを「國際聯合」と譯してしまつたのです。
 正しい譯は、「聯合國(連合國)」です。彼らの理屈で、第二次世界大戰を起こした、枢軸國(日本、ドイツ、イjタリア)を監視する機關が、「連合國」なのです。

 「國際聯合」などと譯するから、日本人は、國際に何かよいイメージを持つてしまひます。

 安倍さんが常任理事國入りを目指してゐますが、現状では難しいでせう。それよりも聯合國改革が必要です。「敵國条項撤廃」です。

 「敵國条項」といふ言葉をご存知でしたか?

 ある国を攻撃する場合は必ず国連安保理の承認が必要ですが、旧枢軸国に再侵略の企てがある場合は先制攻撃が可能で、国連安保理の承認は不要という規定です。

 1994年11月の国連総会第6委員会では、旧敵国条項削除を憲章改正特別委員会に求める決議が採択されました。また1995年12月の聯合國總會では「53条と107条の聯合國憲章からの削除を求める決議」が採択されましたが、正式手續きには至つてゐません。

 このまま敵国条項を放置するのはとても危險なのです。支那は、我が國が防衞力を強化したり、尖閣諸島を守らうとすると、この敵國条項を持ちだして、聯合國安保理の承認なく、我が國に戰筝をしかけることができます。今のところは、支那共産党軍(支那に國家の軍隊はありません。共産党の軍隊です。それも、一部利權者の軍閥のやうなものです)は自衞隊よりも弱いので、さういふことはありませんが、あの軍事費の膨張を考へると、怖い氣もします。

  しかし、1078年に結ばれた日支平和友好条約第1条第2項は「日支双方は、聯合國憲章の原則に基づいて、相互の關係において、すべての紛争を平和的手段により解決し及び武力または武力による威嚇に訴へないことを確認する」と規定してゐます。この条約が、中国による先制攻撃を違法とする根拠になつてゐます。条約がなけ れば、支那にとつて我が國は最も攻めやすい國であり、そして、支那が他國のとの約束を守るなんてことは有史以來あり得ないことです。

 正しい事實を知りませう。

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このページは、宝徳 健が2015年4月11日 02:11に書いたブログ記事です。

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