12月24日日経③:擬似ストックオプション

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   今日の日経はキーワードが一杯。久しぶりに楽しい。デパートの丸井が擬似ストックオプションをつ くったという面白い記事がでていました。記事をそのまま紹介して少しだけ所感を。  記事「歳末商戦で連日にぎわいを見せる丸井。ここで働くグループ全社員にストック オプション(株式購入権)が支給されてから四ヶ月あまりが過ぎた。
   丸井は2003年、社員の95%を子会社に転籍させ、厳しい成果給制度を取り入れた。ストックオプションの支給はこうしたショック療法への見返りと いう面がある。社員だけではなく、約5千人のアルバイトにも「擬似ストックオプション」を導入。入社年度や勤務時間に応じて丸井の株を与えたと仮定し、株 価上昇分をお金で支給する。
 好業績を受けて、株価はこの四ヶ月で三割上昇した」
 
所感:
 お金で労働を図ることを望まない私ですが、新たな制度は研究の上、どんどん取り入れていくことが大切です。ただし、評価はされる方ではなく、する方の意 識と努力が大切です。よく評価手法を見直してほしいというリクエストが企業からあります。収益の中で、人を査定してやろうという意識が高いことが多々見受 けられます。
 先ほどの丸井さんの件でも、中小企業に当てはめようとすれば、経営をオープンにしなければできるはずがありません。その努力が経営者に求められます。

 わが社は、利益のある一定割合を全員で配分することを社員に約束しています。ですから、すべてオープンです。給料が安いのとそれまで賞与がないの は申し訳なく思っていますが(笑)。

 でも、制度がよいとか悪いとかではなく、日々なにか創造性が発揮され、進化していくことが企業の最大の努めであることに変わりありません。昨日と 同じ決済感覚が企業の中で当然のように受け入れられていたら要注意です。

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このページは、宝徳 健が2005年12月24日 10:47に書いたブログ記事です。

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