3分間クッキング~

| コメント(0) | トラックバック(0)
   今日は1月7日、七草粥を食べる日です。日本でお粥が食べられだしたのは、稲作文化が始まった弥生時代に玄米をお粥にしたのが始まりだそうです。
   昔は、白米は非常に貴重品でぜいたく品! 白米はハレの日(祭礼)にいただくものでした。常日頃 はアワ、ヒエなどの雑穀が中心でお粥には大根や芋などを多く入れて水増ししたものでした。だから、新米がとれると、最初にまず神前に供えて、五穀豊穣を祈 る神事のあと、お下がりをいただいたのです。
 日本の国の別名は豊芦原水穂国(とよあしはらのみずほのくに)といいます。稲作を大切にして国づくりをしたとてもいい名前ですね。

 正月の七草粥も神への感謝と、新年を無事に迎えられたことへの慶びをこめて行う行 事です。また正月のご馳走に疲れた胃を休めるのにとても都合がよく、理屈にかなってますね。うんちくはこれくらいにして、七草粥の作り方。
<七草>
せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろです。今では、スーパーで売ってますよね。手に入りにくい人は、三つ葉、せり、大根の葉 など好みの青葉を入れても良いのでは。

<つくり方>
1.米を一度水洗いして、さっと研ぎ、手早く5~6度水洗いする。
2.水を米の5~6倍入れる。
3.はじめは強火で炊き、吹き出す直前にごく弱火にしてじっくり20~30分炊く。この間にぜったいにかき回さないこと。お粥も雑炊もあくまでさらりと粘 り気を出さないように炊き上げることがコツです。途中で絶対にかき回さない!
4.七草など青菜を細かく刻み、火を止める直前に入れる。
5.塩少々を振りいれ味付けする。この塩加減が決め手!


でも、いまはレトルトが売っていますね。がっくり。日本は、古来から貧しい国であったために、人々がいろいろな智慧を絞って工夫し心を豊かにしていたので しょうね。稲作や自然を中心に生活を作り上げた私たちの祖先は素晴らしい人たちだったのですね。
 昨日の日経新聞のコラムに載っていた記事にはドキッとしました。1月15日は、農はじめといって(また小豆粥の行事)、日本人には大切な日だそうです。 ですから、その日に成人を祝う成人式となったのだそうですが、数年前の祝日法の改正で、何の議論もないままに変わってしまいました。私も、連休が増えてう れしいな~、としか当時感じませんでした。

 無知って怖いですね。反省します。

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://www.soepark.jp/mot/mt/mt-tb.cgi/1078

コメントする

月別 アーカイブ

Powered by Movable Type 4.261

このブログ記事について

このページは、宝徳 健が2006年1月 7日 07:39に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「雪の天橋立」です。

次のブログ記事は「FP講座:タックスプラニング① 所得税」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。