忙しくて何も感じない日がこわい

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   この数日間、とても忙しくて、ブログにもたいしたことが書けませんでした。忙しいという時は(心)と(亡くす)が重なった字です。つまり、心を亡くして動 き回っていることになります。何にもなりませんよね。忙しい忙しいと言うと何か格好が良いように自分を納得させてしまいますが、実は何にも生まれていない
   いつも何かを感じるように感度を上げていきたいと考えています。でも、この数日間書けなかったと いうことは・・・。

 ちょっと振り返ってみます。

①昨日、飛騨高山を大阪から日帰りしました。往復660キロメートル。帰りに大渋滞 に巻き込まれ、ふと見るとライトアップされた綺麗な山の斜面がありました。「あぁ、そうか、ここは雪国なんだからスキー場があってあたりまえだよなぁ」と 思いました。そんな単純なことでさえ、その場面を見るまで気づかないことは経営者として失格です。

②先日、あるグループの新年会に招かれました。そこで、ある経営者の方がおっしゃった素晴らしい言葉に心が惹かれました。「私は、祖母に育てられま した。いつも言われていた言葉が「苦労するな。苦労をすると人間が汚くなる。苦労をしなくよい努力をしなさい」。その言葉がいつも心に残っています」で す。艱難汝を玉にす」という言葉がありますが、苦労ではなく努力なのですね。

 昨年なくなりましたが、尊敬する経営者、宇佐美 史郎氏と一緒にいると、いつも「あの花は何で枯れているんだ?」「あの道路はなぜ、あのように曲 がっているんだ」「電灯によってくる虫は、どんな種類だ」などなど、とても、単純なのですが、気づかないことばかり質問されました。どうしてそんなことを 聞くのだろうと思っていると「なぜ、おまえは考えようとしないんだ」と怒られました。 どうしてこんなことで怒られなくてはならないのかと不思議でなりま せんでしたが、経営をしていると、その発想がないと経営の継続ができないということに気づき始めています。

なのに、いつも忙しさを理由に感じない自分をつくってしまっていることを情けなく思います。わかるとできるって違いますね。

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このページは、宝徳 健が2006年1月22日 17:34に書いたブログ記事です。

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